防音壁紙の選び方とおすすめ商品7選|快適な部屋作りに役立つ
防音壁紙とは、防音できる素材が使われている壁紙(シート)のこと。
防音壁紙を壁・天井・ドアに貼るだけで”隣からの騒音”や”室内の音漏れ”を軽減できます。
「隣の部屋がうるさい」
「わが家の生活音が隣に漏れていたらイヤだな」
と悩んでいる人は、正しく防音壁紙を使えればイライラから解放されて快適に過ごせるようになりますよ!
防音壁紙は【壁のキズ防止】+【お部屋の模様替え】効果もあります!
防音壁紙の種類
防音壁紙にはシートタイプ・パネルタイプ・吸音素材のシートタイプの3つがあると考えていただければOKです。それぞれの違いをまとめました。
シートタイプ(防音シート)遮音シート
防音シートと検索するといろいろ出てくると思いますが、ここでは「遮音シート」のことだと思ってください。
遮音シートとは、業務用のような真っ黒なゴムシートのこと。文字通り、音を跳ね返して音を遮断します。
身近なところだと、学校の音楽室やカラオケ店など音が大きく響く場所でよく使われています。
この遮音シートは単体で使っても防音性は弱いので、反響した音を吸収する”吸音材”と組み合わせて使うのがおすすめ。
<使い方>
・隣人からの音を弱めたい場合
→壁側に吸音材+室内側に遮音シート
・こちらの音を漏らしたくない場合
→壁側に吸音材+室内側に遮音シート
防ぎたい音が外の音なのか室内の音なのかで貼る順番が変わるので、使い方を守りましょう!
遮音シートと吸音材の2種類貼る作業になるため労力が伴いますが、防音は「遮音+吸音」の両方ができて、初めて効果を実感できます。
本気で壁防音したい人は、ぜひ遮音シートに挑戦していただきたいです!
パネルタイプ(防音パネル)
防音パネルとは、吸音効果と遮音効果がセットになったもの。
両方の機能を持っているのでパネル1枚で防音の基本である「遮音+吸音」が手に入るスグレモノです。
サイズ調節ができない代わりに、1枚が大きめサイズなので少量貼るだけで広めに壁をカバーできるのが特徴。
厚みがないものが多いので、部屋に圧迫感が出ないのもメリットです。
本格的な遮音シートはちょっとハードル高いな…と思う方は防音パネルがおすすめです。
吸音材タイプ(クッション材)
吸音材タイプは文字通り「音を吸収する」性質を持ったシート。
吸音材タイプは主に2つあって
1つ目は硬質タイプの吸音材。圧縮された高密度のポリエステル素材なので厚みが薄く、見た目も取り付け作業もスマートなのが特徴。吸音効果は厚みのあるウレタンファームと同等の効果があります。
2つ目はウレタンベースの吸音材。見た目は音楽スタジオの壁に敷き詰められているトゲトゲしたものをイメージしていただければOKです。分厚めで圧迫感はありますが、吸音効果が高いのが特徴です。
自分の出す音を小さくする目的なら、一先ず吸音材だけ貼っておけばOKです
おすすめの防音壁紙
おすすめの防音壁紙をタイプ別にご紹介します。
シートタイプ
Daiken 遮音シート
引用:Amazon
遮音シートといえばコレ!の代表商品である、Daikenの遮音シート。
長さ10mあり1巻19キロもある超ヘビー級の重さ。女性一人では持ち上げられないほど重いですが、コスパ最強の遮音シートと言われています。
1.2mmの薄さなので、ハサミで簡単にカットできてストレスなく作業できます。
この遮音シートを壁に強力両面テープ+その上から100均のジョイントマットを貼り付けたら、隣の部屋の生活音で目が覚めるくらいうるさかったのが、全く気にならなくなったとか!
ちなみに貼り付け固定はタッカーがおすすめ。実は画びょうより穴が小さくて賃貸でも使ってる人が多いです。
サンダム
引用:Amazon
業務用のような10m巻きはいらない…という人へ、ネット限定でサンダムから使い切りできる60×94cmサイズの4枚入りが売っています。
ロール巻タイプの方がお得ではありますが、重さは約20キロ。対してこちらの4枚セットなら約5キロほどなので、力に自身のない女性にも扱える重さです。
また、使い切りサイズにカットされているので、試しにスピーカーの背後に使ってみたいと思ってる方でも気軽にDIYにトライできちゃいます!
遮音シートのデメリットである”重さ”を払拭できる商品です。
パネルタイプ
フェルメノン
パネルの裏面に遮音シートが付いている防音パネル。
チクチクしない100%ポリエステル素材で、高圧縮加工により成形した高密度のフェルトボードです。
中高音域の軽減に効果があり、隣の部屋からの話し声が何を話してるのかわからなくなるくらいに軽減するとのこと。完全防音にはならないけど、6割ぐらい軽減できるそう!
断熱効果もあって、消費電力約20%の節約効果があり!
ワンタッチ防音壁
高密度のグラスウールの吸音材2枚で遮音シートを挟み込んだ3層構造の防音パネルです。
高い防音効果があるため、NHK放送センターでも使用されています。
自宅にあったサイズに合わせてオーダー注文できるので、まさに貼るだけでOK!
大掛かりなリフォーム工事をするよりも、だいたい30%ほどお安く済む計算になるそうです。
価格はそこそこするけど、せっかくならピッタリサイズの防音パネルが欲しいですよね。
吸音材タイプ(クッション材)
WhieteLeaf
引用:Amazon
密度が200kg/m3の高密度パネルで、厚みが9mmしかない吸音パネル。
薄いパネルなので付属の虫ピンで3〜4点止めするだけで十分固定されて、天井にも設置しやすいのが特徴です。
人の話し声といった中高音域の軽減を感じているユーザーが多いです。
スピーカー音のような低音対策ならウレタン素材の方がいいようです!
タンスのゲン
50×50サイズの厚みが5cmあるウレタンスポンジ。
他社製品との違いは波型タイプのところ。この波のような形が様々な方向の音に効果を発揮します。
届いた時から圧縮されていないので、しっかりした形状を保っています。
価格は少し高めですが、より完璧な防音室作りを目指している人におすすめです。
日本製の環境に配慮した商品で、届いた時ほぼ無臭。すぐに使用することができます。
AORTD
キノコ型・ピラミッド型・フラット型とバリエーション豊富の吸音クッション。
色は鮮やかなブルーやパープル色などあり、まるでレコーディングスタジオのような壁に演出できます。
素材の表面に小さな穴があいていて、そこを通過した後徐々に音が消えていく仕組みです。
奇抜なデザインで海外のようなお部屋にしちゃいましょう!
壁紙以外の「壁」防音対策は?
防音パーテーション
壁に直接何かをするのが面倒くさい・・・と思うなら「防音パーテーション」を立てかけるだけで”二重壁”にしちゃうのはいかがでしょう?吸音素材の使われているものやオシャレなものまで種類豊富です。
▼防音パーテーションの記事はこちら
二重サッシ(二重窓)
外からの音漏れは、窓が原因で発生していることがほとんどです。窓を防音強化する1番の近道は「二重サッシ」です。
わが家も二重サッシにしましたが、外から聞こえていた話し声が全く聞こえなくなりました!
▼二重サッシの体験談はこちら
まとめ
以上、防音壁紙のご紹介でした。
防音壁紙を使えば、隣のうるさい話し声や自分の生活音を軽減することができます。
ぜひ上手に防音壁紙を使って、音ストレスのない生活を手に入れてください!