防音ニードルフェルトとは?防音効果や使い方を解説

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ニードルフェルト』って聞いたことありますか?

あまり知られていない防音材ですが、”コスパが抜群にいい”んです!

どのくらいお得かというと、カー用品店でするデッドニング工賃(車全体)は、10万円〜くらいかかりますが、ニードルフェルトを使って自分でDIYすれば、1万円くらいで完成できます。(ねっ?お得でしょ?)

本記事では、超お買い得な防音材”ニードルフェルト”の魅力をご紹介します。

ニードルフェルト(羊毛フェルト)とは

ニードルフェルトとは、綿みたいな繊維を集めた素材のこと。

引用:楽天市場

フェルトに羊毛を使うケースもあることから、羊毛フェルトとも呼ばれています。

ニードルフェルトの種類

ニードルフェルトと一括りに言っても実はさまざまで、

  • ①羊毛100%
  • ②羊毛+他の化学繊維や綿、ウールなど
  • ③廃材になった衣類や化学繊維

このように、原料が異なります。

一般的に防音目的として使われることが多いのは、②か③

理由は、羊毛などの天然繊維を多く使うよりも安価でコスパが良いためです。

ニードルフェルトは羊毛を使って専用針でマスコットを編む手芸技法のことを指す場合もありますので少しややこしいです

ニードルフェルトの特徴

ニードルフェルトの特徴は、コスパが良いところ。幅90cm×10m巻き(約重さ10kg)という大容量サイズでも5,000円以下で購入可能です。

ただ、材質の特徴として、少し重みがあります。同じ吸音材のウレタンスポンジなどと比べると重くて、水を吸ったら乾きにくいです。

また、毛やアクリル、綿、ポリエステルなどを組み合わせて作られたニードルフェルトとの場合、埃が出やすいという難点も。

ただこれは直接触れるところに設置せず、フロアマットの下に敷いたりすれば問題ないです。

ふわふわのニードルフェルトを空間に敷き詰めれば、クッション効果で振動軽減にも役立ちます。(=結果、防音効果アップ)

ニードルフェルトの防音効果

ニードルフェルトには、吸音効果があります。

羊毛の特性を調べた文献によると、羊毛ボードの吸音特性は高周波数でより優れた吸音性があるとのこと。

また、厚さの増加とともに、羊毛ボードの吸音係数は低周波数で増加しています。

(参考URL:https://sciendo.com/pdf/10.1515/aut-2017-0020)

つまり、「人の話し声」といった高周波から「足音」などの低周波にも吸音効果が見込めます。

羊毛フェルトはグランドピアノの弦を叩くハンマー部分に取り付けられいるほど、緩衝・消音・制振に長けているのだそう

ニードルフェルトの使い方

ニードルフェルトは

  • カーペットの下
  • 車内(ボックス・ドア・トランクルーム・天井)
  • スピーカー背面

などに使われます。

10m単位の大容量で売られているケースが多いので、アイディア次第で家中どこでも使える点が、他の防音材にはない魅力です。

生地が余っても、色々敷き詰めてみるといいかも!

おすすめのニードルフェルト活用術4つ

ニードルフェルトの使い道は無限大。コスパ◎で容量が多いので、いろんな場所に敷き詰めてみましょう。

ニードルフェルトのおすすめの使う場所を4つご紹介します。

カーペット・チェアマットに

「子供の足音がうるさい」「ペットの走り回る音が気になる」といったケースで使えます。

ニードルフェルトをカーペットやチェアマットの下に敷き詰めることで、ニードルフェルトの厚みと吸音効果で衝撃音を軽減させます。

下の階などの近隣住民への騒音対策したい人におすすめ。

また、カーペットに敷くとクッション性も出るので、お子さんの転倒時にも安心できます。

チクチクしにくいため、扱いやすくて便利!

車のデッドニングに

ニードルフェルトを使う場所で一番多いのが車内です。

ニードルフェルトの吸音効果で走行時のロードノイズ音を軽減します。

ドアの内張に入れるとドアロック音が小さくなり、天井に敷き詰めると雨音が小さくなります。

断熱性もあるので冷暖房効率アップ効果も。

ホコリ対策で、フェルトを貼り付けた後ラップで包むという工夫をしている方もいます!

パーテーションや壁に

隣の部屋の話し声対策にも使えます。

壁にニードルフェルトを画びょうで取り付けて、その上から更に遮音シートを貼り付けると効果的。かなり声が緩和されるというレビューが多いです。

ハサミカットする際は、ホコリが気になることがあるので換気やマスク着用を忘れすに行いましょう。

コスパが良いので自作防音室の壁一面に敷き詰めるのもOK

スピーカーに

自作スピーカーの内部吸音材として使う方もいます。

グラスウールが敷き詰められている既製品のスピーカーの低音に不満がある場合、ニードルフェルトを内部に入れることで音に締まりが出せます。

貼り方は、S波状を作りながらボックス内に固定します。

更にやり込むなら、ニードルフェルトを貼った上から元々あったグラスウールを貼るのもアリです。

ニードルフェルトは引っ張れば繊維と繊維の間があいて伸びるので敷き詰め自在!

まとめ

ニードルフェルトは正直見た目がいいわけではないですが、コスパは抜群に良いです。

安く、そしてたくさんの場所を防音したいなら、ニードルフェルトを一つ持っていると、防音対策のバリエーションを増やすことができます。

ニードルフェルトはお得なおすすめ防音材なので、ぜひ試してみてください!

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NonSii編集長。3歳の男児を育てる一児の母。趣味はいつまでも美容とファッション。自分が音に敏感な方だと気付き、防音に目覚める。常に筋肉痛。

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