夜ピアノを弾くなら防音対策が必要!おすすめ10選
ピアノを夜でも弾きたい!
ピアノを弾きたくなった時が”夜”だったら、あなたはピアノを弾きますか?
「家族が起きてしまう」「近所迷惑になるからやめておこう」
と、ピアノを弾くのをためらっていませんか?
学校やお仕事などで帰りが遅くなり、ピアノを弾けるのが夜しかないという人も多いと思います。
練習したいと思った時に、我慢しないでピアノを弾きましょう!
いつでもピアノが弾ける防音対策をご紹介します。
ピアノの防音対策をするときのポイント(対策した方が良い場所)
「ピアノの音を防音するにはどこを対策したらいいかわからない」という方向けに、具体的な防音対策したほうが良いポイントをまとめました。
窓
窓ガラスは薄くて、外に音が漏れやすいです。
壁の厚みが155mm近くあるのに対して、窓はたったの3~5mmしかなく、遮音性能は壁部分に比べて半分程度と言われています。
また、窓は開閉するため、隙間から音が漏れやすくなります。
ピアノの近くに窓がある場合は、真っ先に必要な防音ポイントは「窓ガラス」といっても過言ではありません!
床
床にピアノの打鍵・ペダルの操作音が響きます。
電子ピアノであれば音量を下げれば音を小さくできますが、一方で鍵盤を叩く音(衝撃音)は弱めることができず、そのまま床へ振動として伝わります。
防振マットを敷くなりして、床への振動を抑える必要があります。
ピアノは一度設置してしまうと移動が大変なので、床防音はピアノ設置前にやりましょう。
ピアノ周辺
ピアノは、ピアノ全体から音が鳴っています。
なので、どこから音が出るということは言い切れませんが、演奏音は壁に跳ね返って音を反響させるので、ピアノと壁の間に防音対策が必要です。
ピアノに直接防音シートとかを貼ると音質が変わって聞こえることもあるので、嫌な人はやめましょう。
天井
天井にも音は伝わりますが、そこまでやらなくてもよさそうです。
というのも、ピアノの防音サイトを調べたところ、共通して「壁・床・窓」の話ばかり。
それに、床→壁→天井の順でピアノの振動音は伝わるので、床と壁の防音対策ができていれば天井は問題ないということになります。
一先ず天井対策は他の防音対策が終わってから考えましょう。
換気扇
外と繋がっている換気扇。
窓のように開閉できるものではなく、24時間換気がついている場合は常に換気口が空いているということ。
防音の観点からすると単なる穴、それに換気扇から伝わる音はよく響き、室外にダイレクトに届いてしまうのです。
ピアノの部屋に換気扇・換気口があるか確認してみましょう!
ドア
ドアから他の部屋にピアノ音が伝わります。
実はドアには必ず、完全密閉にならないように隙間が意図的に作られていて、その隙間から音漏れしています。
ドアの隙間ってドア上・下、ドアノブ横、蝶番側と意外にも多いんです。
それに、ドアが防音されていないと隣の部屋からのテレビ音がうるさくて演奏に集中できない…なんてこともありますよね。
グランドピアノのある音楽教室の先生は、専用の防音ドアを取り付けてました!
ピアノの防音対策おすすめアイテム10選
ピアノの最も大きい音は100dbを超えることもあるのだそう。”100db”とは駅のホームで電車が通過する時くらいのパワーに相当します。
ピアノを気持ちよく弾くためには防音は必須事項。取り入れられそうな防音アイテムがあればぜひ使ってみてください。
電子ピアノならヘッドホンで音を出す
『ヘッドホン』を使えば、周りに演奏音は全く聞こえなくなります。
ただ、電子ピアノでもヘッドホンでは消せないコトコトという鍵盤を叩く音(打鍵音)は床にかなり伝わります。
どちらかというと対策が難しい低周波なので、意外にも床を通り越して階下まで響いている場合も。
ヘッドホン+ピアノを設置するスペースに防振対策として厚めのカーペットや絨毯などを敷くようにしましょう。
二重サッシ
今ある窓はそのままに、室内側にもう一つサッシを後付けする『二重サッシ』は音漏れを大いに減らすことができます。
一般的な窓のみの場合は”-25db程度”の防音効果しかないそう。
この”-25db”というのは、仮に窓の外で会話してると「はっきり内容が聞き取れる」くらいの弱めの防音性能。
それが二重サッシを取り付ければ「全く聞こえない」になるので防音効果はかなり高いです!(実体験)
防音カーテン
ヒラヒラした普通のカーテンを使っているなら『防音カーテン』に変えてみましょう。
やわらかい一般的なカーテンと比べると少しゴワゴワしている紙のような生地で、固さがある分遮音効果があるのが特徴。
防音カーテンだけで窓からの音漏れは完全には防げないものの、ピアノの高い音域に対して遮音効果があるので、使用価値はあると思います。
防振パッド・防振ゴム
引用:Amazon
『防振パッド』をピアノの足に設置する手段もあります。
防振パッドを使うことで、ピアノの足から床に伝わる振動を抑え、階下への振動音・不要な共振を抑えられます。
また、床のキズや地震時のピアノの横滑り防止にもつながるので、非常に便利なアイテムです。
防音カーペット
『防音カーペット』は一般的なカーペットより厚みを持たせているので音をしっかり吸収します。
裏面に、5〜10mmまたはそれ以上のマットやウレタンなどを張り合わせています。
吸音性のある防音カーペットを敷くことで振動音をカット。鍵盤音やペダル音が気にならなくなります。
ピアノ用防音パネル
引用:Amazon
『ピアノ用防音パネル』をピアノを囲うように設置すれば、ピアノの余韻を響かせつつ外に広がりる音を抑えられます。
演奏者が普段の演奏感で使用できるので、何かに我慢することなく本格的な練習が可能。
自立式のパネルなので、ピアノの音が出る響板を直接ふさぐ必要もなし。湿気も溜まらずピアノのコンディションを保てます。
防音シート
引用:Amazon
ピアノの演奏音は壁に伝わって部屋全体に響き渡るので、『防音シート』を壁に貼り付けて対策しましょう。
防音シートのポイントは、音を吸い取る吸音材と音を跳ね返す遮音材の2種類を使うこと。
施工順は、<ピアノ側>吸音材→遮音シート<壁側>の順番で貼り付けます。
隙間テープ(ドア用)
引用:Amazon
ドアのスキマを『隙間テープ』で埋めましょう。
隙間テープとは簡単に言ってしまえばやわらかいスポンジでできているテープのこと。テープはホームセンターで手に入ります。
ドア周りの戸当たり部分に隙間テープをぎっしり貼っていけば、「ドアが1枚増えたんじゃないか」と思うほど音漏れ防止効果を実感できます。
消音ユニット
アップライトピアノに『消音ユニット』を取り付ければ電子ピアノ化させることも。
消音機能をオンに切り替えするだけで、夜など音を出したくない時はヘッドホンでピアノを弾くことができます。
もちろん消音機能をオフにすれば、今まで通りピアノを思う存分弾けるので、一度検討してみるのもありです。
防音室
グランドピアノやアップライトピアノを思いっきり弾きたいのであれば『防音室』を家の中に置いてしまえば音問題は一気に解決できるでしょう。
ただ、防音室にも遮音性能のグレードがあり。
Dr30、35、40の順で遮音性能が高くなり、夜もピアノを気軽に弾きたいとなるとDr35か40の性能にするのがおすすめとのことです。
まとめ
夜ピアノを弾きたい時の防音対策のご紹介でした。
ピアノを仕事にしている友人がいますが、ピアノは”毎日の自宅練習の量と質”が何よりも大事と言っていました。
ぜひピアノを弾くために防音対策して、夜もピアノが弾ける環境を手に入れましょう♩