遮音シートおすすめ5選|正しい貼り方ルールをわかりやすく解説
「遮音シートの正しい貼り付け方は?」
「遮音シートだけではダメ?吸音材も必要?」
「自分に合ったおすすめ遮音シートを知りたい」
という、お悩みにお答えします。
遮音シートとは
遮音シートとは、音を跳ね返すシートのこと。防音シートとも呼ばれています。
遮音シートを壁や天井に貼り付けることで、音を跳ね返して音の透過を防ぎます。
つまり、遮音シートを貼ることで隣や周囲の部屋への音漏れを小さくできるということです。
壁が薄いとお悩みの方にピッタリ
遮音の秘訣は”素材”
遮音シートの素材は、樹脂製やゴム性が代表的です。
樹脂製やゴム性の特徴は”重い”ということ。
音は質量が重いほど遮音効果があるので、重さのある遮音シートは音を跳ね返す力がある防音材だと言えます。
遮音シートの特徴
遮音シートの特徴は「業務用の建築資材」であるということです。
というのも遮音シートはもともと一般の方が使用するのではなく、工事の際に壁などの内部に使用していたもの。なので、重くて臭いが独特です。
どのくらい重いのかというと、主流である渦巻き状の遮音シート(10m)は、約20kgもあります。
臭いに関しては、気になる人はゴム臭さを感じますが、上から吸音材を重ねて貼り付けることでかなり軽減されます。
それに、この臭いは何日か風に当てると気にならなくなる人が多いです。
遮音シートは”声の防音に効果アリ”
遮音シートの防音性能は、結論から言うと”あります”。
遮音シート代表商品である大建工業の遮音シートを例に見てみましょう。
参照:DAIKEN公式
大建工業遮音シート「455H」の場合、
- 500Hzで約20dB
- 1000Hzで約28dB
- 4000Hで約40dB
の軽減効果を証明しています。
身近な周波数である男性の話し声は500Hz、女性であれば1000Hz、赤ちゃんの泣き声は2000〜4000hzくらいの高さです。
つまり、遮音シートは隣の話し声や夜泣き対策に有効だといえます。
騒音レベルが10dB下がると人間の耳には、約半分の音に聞こえます。つまり、遮音シートはうるさいを助けてくれます!
吸音材もいっしょに使用すべき理由
遮音シートだけでも効果はありますが、吸音材を重ねて使用することをおすすめします。
というのも、遮音シートは名前の通り「音を跳ね返す」役割しかないからです。その跳ね返った音を吸収する”何か”が必要になります。
その音を吸収するのが「吸音材」です。
この遮音シートと吸音材の両方を使うことで、更なる防音効果を生み出します。
せっかくDIYするなら遮音シートと吸音材のダブル使いが鉄則!
遮音シートの貼り付け方【Q&A】
遮音シートの貼り付け方がわからないという人は多いです。よくある質問をQ&A方式でまとめました。
Q:遮音シートと吸音材、どっちを壁に貼った方がいいの?正しい順番は?
A:基本的な順番としては、以下のとおり。
・外から聞こえる音を防ぎたい場合(たとえば隣の部屋から聞こえる話し声とか)
→壁ー吸音材ー遮音シート の順番です。
・内から出る音を漏らしたくない場合(たとえば自分の子供やペットの鳴き声とか)
→壁ー遮音シートー吸音材 の順番です。
音は「できる限り吸収させて(吸音)から反射させる(遮音)」方が、反響音の不快感を減らすことができます。よって、上記の順番が正しいです。
しかし、DIYの場合は、施工しやすい方を優先した方がいいでしょう。
というのも、こだわりすぎて防音性能が低下してしまっては本末転倒だからです。
たとえば、隣の部屋から聞こえる音楽がうるさいから、正しい順番通りに壁に凸凹の吸音材を貼ってから遮音シートを貼ったらうまく貼れないですよね?凹凸がある上から遮音シートをくっつけることは難しいです。
こんな場合は、遮音シートを貼ってから凸凹の吸音材を貼るのでOKです。
サンドウィッチを作るのに、レタスが先でもハムが先でもどっちでも美味しいのと同じこと!安心してください
Q:壁に貼るのは両面テープでもOK?賃貸だから壁に穴を開けるのとか心配・・・。
A:結論からいうと、両面テープで仮止めしてからタッカーで固定した方がいいです。
というのも遮音シートは重いです。両面テープだけの場合、その時は接着できたとしても、重さで時間の経過とともに剥がれ落ちてきたという声が多いです。
ちなみに、タッカーとはホッチキスみたいなもの。ホッチキスと違うのは、打ち付けた時にコの字型の針先が曲がらずにまっすぐ打ちつけるところです。
つまり、遮音シートを両面テープで仮止めしてからタッカーで打ちつけて、吸音材を両面テープで重ねるように貼り付ければOKということです
おすすめ遮音シート5選
「どんな遮音シートを使えばいいのかわからない」という方向けに、おすすめの遮音シートをまとめました。
あなたに適した遮音シートをご提案します。
サイズカットされているのがほしい人
引用:Amazon
YOPIN 遮音シート
貼りやすいサイズにカットされている遮音シート『YOPIN』。
カッターやハサミを使わないで、壁にそのまま貼り付けることができます。
カットされている遮音シートなら、カットの際に曲がったり、うまく切れなくてイライラする心配がありません。不器用だったりサイズカットに自信のない人におすすめです。
遮音シートは重いし貼り付けるだけでも大変。だからサイズカットぐらい省略したいですよね
両面テープだけで貼り付けたい人
引用:Amazon
WhiteLeaf 防音シート
「タッカーは使い方がわからない。両面テープだけで貼り付けたい」というなら『WhiteLeaf』の遮音シートなら大丈夫。
別メーカーYOPINの遮音シートだと同じサイズで315gですが、WhiteLeafの遮音シートは1枚当たり190gの軽量タイプ。タッカーなしの強めの両面テープだけで施工できます。
ただ、なぜWhiteLeafの遮音シートが軽量かというと厚みが薄いから。防音効果を重視ならYOPINの遮音シートをおすすめします
▽▼両面テープは同メーカーだと相性◎でおすすめ
とにかく防音効果重視の人
引用:Amazon
大建工業 遮音シート 455H
防音性能重視なら『大建工業の455H』の遮音シートにしましょう。
というのも、20種類以上遮音シートを調べてきましたが、この大建工業の455Hの遮音シートが1番厚みがありました。
厚みがあるということは重さもあるということ。防音性能の高さは重さに比例するので、この大建工業の455Hの遮音シートが最強だと思います。(個人的な意見ですみません)
他の遮音シートの厚みは1〜2mmのものばかりですが、大建工業の455Hは2.8mm。値段もそこまで変わらないから大建工業の455Hにしておくのが無難!
遮音シートのすきまを埋めたい人
引用:Amazon
WhiteLeaf 遮音ロール
「遮音シート足りなかった」「遮音シートのカットに失敗して微妙にすきまが…。すきま埋めたい」を叶えてくれるのが『WhiteLeafの遮音ロール』です。
幅5cmだから貼りたい、または直したいサイズに簡単カットが可能。
応急処置ができるスグレモノです。
自宅にばんそうこうのサイズを何種類も用意しておくのと同じですね。安心安心
吸音材と同じサイズで貼りたい人
引用:Amazon
YOPIN 遮音シート
『YOPIN』なら遮音シートと全く同じサイズの吸音材があります。
想像してみてください。コスパ重視で10mある渦巻き状の遮音シートを選んだ場合、遮音シートをカットして…丸まっているのを直して…とかやる羽目に。
しかし、YOPINの遮音シートと吸音材をセット買いしてしまえば、同じサイズだから2つを両面テープで重ね合わせてから壁に固定すればいいのです。だいぶ余裕をもって作業できるので、失敗しにくくなりますよ。
それに遮音シートも吸音材も12枚から購入可能。足りなかったら買い足せばいいから無駄もでにくいです
▽▼遮音シートと同じYOPINの吸音材はこちら
お金がかかってもいいから最大限ラクしたい人
引用:Amazon
タンスのゲン 遮音シート一体型
『タンスのゲン遮音シート一体型』は遮音シート+吸音材+シールがセットになっています。
一体型になっている分、他の遮音シートよりは割高にはなります。
でも、届いたらすぐに使えるから嬉しいポイント。
しかも、手軽さだけでなく防音効果もちゃんとあるからご安心を。性能検証結果では、この遮音シート一体型を使用した場合、-20dBの遮音性能があったというデータがあります。
うるさいを直ちに断ちたい。時間をお金で買う、のもアリです
まとめ|正しく遮音シートを貼って、防音効果を実感してください
以上、遮音シートの紹介でした。
遮音シートは貼り付けに時間が必要にはなりますが、その分、高い遮音効果を感じられる防音アイテムです。
「遮音シートやってよかった!」という方が多いアイテムなので、ぜひあなたにピッタリの遮音シートを選んで正しく防音してみてください!
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