引き戸の防音対策とは|「ドンッ」「ガタガタ」を消音させる方法
引き戸がうるさくて悩んでいませんか?
よく開け閉めする引き戸の調子が悪いと、イライラしますよね。
特に、”洗面所のドアは引き戸”という家は多く、お風呂に入る時に閉めたり…と利用頻度が高いのではないでしょうか?尚のこと、スムーズに動くようになってほしい箇所だと思います。
本記事では、うるさい引き戸を静かにさせる防音対策のご紹介になります。
引き戸のうるさい音は2種類ある
引き戸のうるさい音は、2つの種類があります。
- 「ドンッ」「バタッ」「パターン」という戸当たりとぶつかった時にでる音
- 「ガタガタ」「ガラガラ」「キュルキュル」という動かしている時にでる音
どちらの音で悩んでいるかで、対策方法は変わります。
あなたの自宅の引き戸はどんな音がしますか?
「ドンッ」の原因は?
まずは引き戸を閉めた時に出る「ドンッ」という音の原因のお話から。なぜうるさい音が出てしまうのか?2つ原因をご紹介します。
ソフトクローズでない
「ソフトクローズ」とは、勢いよく閉まる引き戸をソフトに閉めてくれる仕組みのこと。引き戸クローザーや引き戸ストッパーとも呼ばれています。
ソフトクローズの引き戸だと、残り5cmほどからバネの弾性を利用してゆっくりと戸が閉まるので、衝突音がしません。
対して、ソフトクローズでない引き戸の場合は、勢いのまま戸当たりにぶつかってしまい、大きな「ドンッ」という音が出てしまいます。
築年数が新しい物件だとソフトクローズの引き戸が採用されているケースが大半ですが、築年数が古い物件の場合はそうではないことが多いです。
実は、ソフトクローズは簡単に後付けできます(方法は下記の防音対策に書いてます)
急いでいる・イライラしている
やりがちですが、慌ただしくしていると思い切り引き戸を閉めてしまいます。
すると、戸当たり部分にガツンとぶつかり、大きな音が出ます。
思い切り戸当たり部分に当たっても、衝撃を和らげる対策が大事です
「ドンッ」の防音対策2つ
引き戸を閉めた時にでる大きな音を軽減させる防音対策をご紹介します。
防音テープを貼る
引用:Amazon
『防音テープ』とは、クッション性のある素材でできた少し厚みのあるテープのこと。
防音テープを引き戸側の接触部分に貼り付けることで、閉めた時の衝撃音をやわらげます。
レビューだと、100%改善とまではいかないけど、9割ほど音が減少したという意見があります。
防音テープ跡が残るのが怖い人は、マスキングテープを貼った上から防音テープを貼ることをおすすめします
ソフトクローザーを後付けする
引用:Amazon
防音テープで改善できなければ、『ソフトクローザー』の後付けがおすすめです。内臓ダンパーとスプリングにより戸をゆっくり静かに開け閉めできるようになります。
両面テープを貼るだけでOK、面倒くさい施工は必要ありません。
建具への加工が不要なため、賃貸にお住まいの方でも取り付けが可能です。
「パンッ」が消える、損のない商品!
「ガタガタ」の原因は?
続いて、引き戸を開け閉めする際に出てしまう引きずり音について。
ズバリ、この鈍い音の原因は、摩擦です。
何らかの原因で摩擦が生じてスムーズに戸が動かなくなったことで、騒音を発生させています。
「ガタガタ」の防音対策5つ
引き戸を動かしている時にでるうるさい音の防音対策をご紹介します。
掃除をする
引用:Amazon
まずやることは、ホコリや髪の毛を取り除く、ことです。
レールや戸車部分のゴミを取り除くだけで、重くてガタガタ言っていた引き戸がスムーズになることもあります。
特に洗面所の引き戸の場合、髪の毛が原因のことが多いです
シリコンスプレーで滑りをよくする
引用:Amazon
『シリコンスプレー』で引き戸のキュルキュルを解消させましょう。
シリコンの被膜により、引き戸の滑りがよくなります。
シリコンスプレーは引き戸以外にも使い道が多いのが特徴。例えば、切れ味の落ちたハサミや、鈍い音がするようになったシャッターにも使えます。
使い勝手が良いから、家にひとつ置いておくと便利なアイテム!
ロウを塗って滑りをよくする
引用:Amazon
溝に塗りこんで滑りをよくする『ロウ』。
ワックス効果により、滑りを長時間持続させます。しかも、木の風合いはそのまま残せます。
シリコンスプレーは2週間ほどで効果が弱くなっていくのが、ろうタイプは2ヶ月以上も効果が持続するのだそう。
効果を長持ちさせたいなら、ろうタイプがおすすめ
戸枠の溝にテープを貼る
引用:Amazon
レールの戸枠が痛んでいたりささくれ状態なら『溝にテープを貼る』のがおすすめです。
というのも、すでに戸枠が老化している場合、ロウを塗ったりシリコンスプレーを使ったところで戸枠の凹凸は変わらないからです。
しかし、テープで溝を保護すれば凹凸がなくなり、するすると滑りがよくなります。
傷んでいるなら、テープで保護しましょう
戸車を交換する
引用:Amazon
戸車の掃除だけでは改善しなかったら『戸車を交換』してみてください。割れていたり劣化していることが多いです。
ドライバー1本あれば交換可能。思っている以上に取り付けの負担はありません。
築年数10年以上で引き戸が重くなり始めていたら、戸車交換を!
まとめ|静かな引き戸にしよう
以上、引き戸の防音対策についてでした。
ぜひ防音対策をして、音がしない引き戸を手に入れてください♩
▽▼立てかけるだけで吸音して”音が減る”