テレワーク中のストレスを”ゼロ”にする防音対策(予算別におすすめを紹介)
無音環境だと仕事に集中デキる
ストックホルム大学の研究によると人工音が聞こえる環境に比べて、無音環境や自然音はストレスの軽減に繋がるのだとか。(参照:https://www.mdpi.com/1660-4601/7/3/1036/htm)
テレワーク中、家族の生活音や外からの騒音にイライラしている人も多いのでは?
とはいえ「防音対策ってお金がかかりそう…」という心配もあるかと思います。
予算を気にする人に向けて、おすすめな『テレワークの防音対策』を予算別にご紹介します。
一人になりたいときにも使えますよ
テレワーク中に気になる音ってどんな音?
普段であれば会社に出社しているので、気にする必要がなかったテレワーク時の”音”。
どんな種類の音に対策する必要があるのかをまとめました。
家族の声
いつも支えとなってくれる家族やペットの存在も、テレワーク時では頭を悩ませるポイント。
とあるアンケートによるとテレワーク中に家族の音や生活音が気になると答えた人は最も多く、43.8%なのだそう。
- 子供のキーキー声
- ママが子供を怒鳴る声
- ペットの鳴き声
自分の家族の声を仕事先に聞かれたり、仕事の話を家族に聞かれたり。
これらの生活音は家の中や部屋の中から出てくる音なので、室内の防音対策が必要になります。
外の環境音
救急車や電車の音もテレワーク中の大きな問題。特にサイレン音のような70dbを超える騒音はマイクに入ってしまうため、対策必須と言えるでしょう。
70dB以上の例
- 隣の家の犬の鳴き声(=90db)
- 工事現場の音(=85db)
- 電車の音(=80db)
- 救急車のサイレンの音(=80db)
- セミの鳴き声(=70db)
オンライン会議中が中断してしまうこと間違いナシ。
これらの騒音は基本的に外から入ってくるため、部屋や家の外側からの騒音対策が必要になります。
扇風機やファンの音
オンライン会議中に「サー」っという謎のノイズ音を聞いた覚えはありませんか?
この「サー」っという音は「ホワイトノイズ(白色雑音)」と呼ばれ、音響機器の不具合の他に「扇風機やPCファンから出る風」が原因の場合があります。
その他にも例えば
- パソコンのキーボードをカタカタ打つ音
- プリンターのファンが回る音
- 風の音がマイクに入る「ザザ…」というノイズ音
このようなデスク周りの環境音は、自分の耳には入らないですが…。
「マイク経由だと雑音が聞こえる」ため対策推奨です。
職場の同僚との会話
オンライン会議での自分の声が思っている以上に大きい場合もあり。実は家族や同居人に聞かれてしまっているかもしれません。
聞かれて困ることはないと思いますが、「上司にヘコヘコしているところ」や「異性の同僚とのやりとり」は、やましいところがなかったとしても聞かれたくない…と思うのは自然なハズ。
職場の同僚や上司との会話は、騒音ではないですが対策したほうがストレスなく過ごせるので対策推奨です。
予算別テレワーク防音対策
テレワーク中のストレスを軽減する防音対策グッズを予算別にご紹介します。
予算5,000円でできる防音対策
「防音対策が必要だけど、お金をかけるのもちょっと…」
「実際、防音対策ってどのくらい効果があるのか不安…」
という、とりあえず防音を試してみたい人向けにおすすめなのが予算5,000円台の防音対策!
予算5,000円~1万円程度でできる防音対策はこちら。
ピンポイントで防音したり、防音効果が低いけど手軽だったりする商品を集めました
ダンボール
予算ほぼ0円でできる防音対策として有名な『ダンボール』。
ついたてとしてデスクパーテーションにするも良し、床や壁に貼り付けて吸音材の代わりにするも良し。
入手がカンタンでコストもかからない、自作DIYの素材としても優秀というスペックは異常に高いモンスター素材。
基本的には防音用として販売されているものではないため他の防音対策グッズに比べて吸音効果が薄く、遮音効果はないに等しいので注意。
自作でDIYする必要があるため、とにかく低予算で試してみたい人は挑戦してみては。
ちなみにダンボールの防音効果は秋田大学の研究でも証明済みだそう。ダンボールが原材料になっている防音室もあるくらい注目されている素材です。
防音カーテン
引用:Amazon.com
手軽にできる防音対策として定番なのが『防音カーテン』。
サイズによって違いますが安いもので2,000円台、高いものでも5,000円くらいで購入可能。
防音カーテンは外からの防音対策に向いていて、自分の声が家の外に漏れたり外の環境音を軽減効果が期待できます。
特に赤ちゃんの声などの高音域に効果があるので、「子供の声を響かせたくない」と悩んでいた人におすすめです。
ただ、そこまで大きな防音効果はないので、他の対策と組み合わせる必要はあります。
テレワーク関係ない日常でも使えるので、取り入れやすい!
▼防音カーテンの紹介記事はこちら
防音イヤーマフ
引用:Amazon.com
『イヤーマフ』はヘッドホンの形をした耳あてのことで、元々は防寒具として使われていました。
ヘッドホンとは違いイヤホンやスピーカー機能はない完全なる防音専用器具。逆に言えば防音機能に特化していて、聴覚過敏の方が「1人だけの”別空間”」と言っているくらいの防音効果あり。
安いものだと1,000円台から、工事現場や狩猟用といった専門性が高いイヤーマフでも1万円以下で購入可能。
ただ、オンライン会議では使えないので、完全に自分の世界に入って作業する人向けアイテム。会議に使うのであれば通話機能のついたノイズキャンセリングイヤホンやヘッドホンを選ぶと良いでしょう。
とにかく雑音を消して集中したい!という方におすすめ
▼防音イヤーマフのレビュー記事はこちら
予算1~3万円でできる防音対策
はっきりと防音効果を期待できるようになるのが1~3万円くらいの価格帯。
用途に合わせた対策ができるのと、低価格帯に比べて大型な防音対策ができるので「Zoomの背景対策」も可能になってきます。
「リモートワークで浮いた交通費1ヶ月分くらい」の予算感な1~3万円でできる防音対策は、こちら。
防音テント
引用:Amazon.com
防音機能は弱いが、遮光性が強いのが特徴の『防音テント』。
ただし、ほとんどの防音テントは”防音”と付きながらも防音素材ではないことが多いので注意が必要です。
防音効果は薄い分、周りが見えなくなることで生まれる”個室感”には一見の余地あり。
ノイズキャンセリングイヤホンや防音イヤーマフと組み合わせれば、防音性+遮光性で高コスパのオフィススペースが作れます。
「部屋の背景が気になる」「バーチャル背景を綺麗に見せたい」人におすすめ!
▼背景隠しにもなるゲーミングテントの紹介記事はこちら
ノイズキャンセリングイヤホン
引用:Amazon.com
ノイズキャンセリング機能で周囲の音を消せる『ノイズキャンセリングイヤホン』。
価格帯は10,000〜30,000円くらいが多く、有名なメーカー(AirPods ProやSony)のものになると30,000円台が多めです。
メーカーによって「電車の音のような低音」や「人の話し声といった中高音」等の対応する幅が違う商品があるので、自分がよく利用する環境に合ったものを選ぶと◎。
ノイズキャンリングイヤホンの大半はマイク機能もついているため、オンライン会議や突然の電話にもばっちり対応。
イヤーマフと違い音楽が聴けるので、好きな音楽を聴きながら作業+防音対策できるというメリットもあり
▼人の声を消すノイキャンイヤホンはこちら
デスクパーテーション
引用:楽天市場
作業する机の上に『デスクパーテーション』を立てることで、簡易的なオフィス空間を作れます。
生活空間とデスク空間に仕切りがあることで無関係なものが視界に入りにくくなり、集中しやすいのもメリット。
使わない時は折り畳むことができるので、収納も○。軽量なので持ち運びもしやすく、自宅内の作業スペースの移動もしやすい。
足元まで完全にカバーできる防音パーテーションだと5万円近くしますが、デスクパーテーションなら1万円前後で購入可能。
ボックス型(天板があるタイプ)ならPC周り以外の視界をさらにシャットアウト可能!
予算5万円でできる防音対策
予算5万円くらいになると、部屋全体の防音やデスク周りを完全に区切ることも可能になります。
本格的な防音が施せるので、本気で仕事に集中したい人や個人事業主・フリーランスにおすすめです。
予算が3~5万円、5万円以上だからこそできる防音対策はこちら。
防音パネル
引用:楽天市場
壁に取り付けることで自分の部屋を”簡易的な防音室”にできる『防音パネル』。
「吸音」効果のあるパネルもあるので、壁や天井に取り付ければ声が室内に反響するのを抑えられます。
引用:楽天市場
一部分だけ設置したり、自分好みの色やデザインで設置できたりと自由度が高いのも魅力。
自分で工事する必要があるため若干手間ではありますが、必要な部分だけ選んで防音できるカスタマイズ性が欲しい人におすすめです。
DIYで部屋前面に貼り付けて、カラオケルーム化しちゃうのもアリ♪
▼隣の話し声対策なら『遮音シート付き防音材』
防音パーテーション
引用:楽天市場
高さが特徴の『防音パーテーション』。先ほどのデスクパーテーションと違い、足元までついたてがあります。
大きさやデザインにもよりますが、30,000〜50,000円ほどで購入できます。
最大の特徴はなんといってもその高さ。自宅の部屋内にパーソナルな仕事スペースを作ることが可能なところ。
置けるスペースさえあれば四方をパーテーションで囲うこともできるため、デスク範囲外の防音も可能。さらにはZoom時の背景隠しとしても使えます。
作業ブース的な形で前面を区切れば、家族が横切ったのを相手に見られるという心配事もなくなりますね
▼防音パーテーションの紹介記事はこちら
個室スペースが欲しいなら「防音室」も
引用:楽天市場
さらに予算をかけられる人は仕事スペース専用の「防音室」を用意するとより快適な作業空間を作れます。
本体費用+設置費用はピンきり。安いもので10万円前後、高いものだと30万円くらいする防音室もあります。
もちろん、費用に対して効果は絶大。徒歩ゼロ分にオフィスを設置できるのは何よりのメリットですね。
最近は防音室のレンタルサービスもあるので、試してみたい人はレンタルをチェック!
▼おすすめ防音室の紹介記事はこちら
防音対策比較表
ダンボール | 防音カーテン | 防音イヤーマフ | 防音テント | NCイヤホン | デスクパーテーション | 防音パネル | 防音パーテーション | 防音室 | |
価格 | 1000円未満 | 3000~5000円 | 3000~5000円 | 5000~1万円 | 1万~3万円 | 1万~3万円 | 2万~3万円 | 3万~5万円 | 10万円~ |
防音効果 | 普通 | 低 | 高 | 低 | 高 | 普通 | 高 | 普通 | 最高 |
背景 | × | ○ | × | ○ | × | × | ○ | ○ | ○ |
見た目 | × | ○ | △ | △ | ○ | △ | ○ | △ | ○ |
設置難度 | 難 | 易 | 易 | 普通 | 易 | 普通 | 難 | 普通 | 難 |
防音対策された仕事スペースでストレスのないテレワークを
テレワークにおすすめの防音対策を予算別でご紹介しました。
防音されていない環境はストレスになるだけでなく、直接仕事の邪魔になるので、早めに対策してください。
外の騒音や話し声のストレスから解放されれば、仕事ももっと上手くいくし、家族関係も良好になるかも♪
ぜひお試しください!