在宅勤務の集中力向上!イヤーマフのメリットを徹底解説
テレワーク中、家族や同居人・周りの騒音がうるさくて”仕事が進まないなー”とイライラしますよね。
そんな音悩みを解決してくれるアイテムが、『防音イヤーマフ』。
防音イヤーマフなら無音に近い状態だから、音楽で誤魔化さなくても、不思議と目の前の仕事に集中できるようになります。
まるで「トイレに篭った時の安心感」「自分だけのゾーンに入った感覚」になります
防音イヤーマフとは
防音イヤーマフとは、ヘッドホンのような形をした防音特化された耳当てのこと。
防音性能が高いことから、工事現場や飛行機場等の作業員の聴覚を守るために使用されています。
耳栓のように耳の穴の中に入れないので耳が痛くなりにくいため、長時間労働のテレワークと相性が良いアイテムです。
最近はネット通販などで一般使用向けのオシャレなデザインのものが買えるようになり、より身近な防音アイテムになりました
テレワーク中に防音イヤーマフをするメリット
防音イヤーマフって、実際にどんなシーンで役に立つのかまとめました。
集中して仕事ができる
冒頭でも書きましたが、防音イヤーマフをつけると「自分だけのゾーンに入った感覚」に陥ります。
周りの音が気にならなくなる、というイメージに近いです。
人間は無音であるほど集中力が増す生き物。イヤーマフ装着で目の前のことに集中できるようになるので、仕事が捗ります。
車の走行音や工事音をやわらげる
外から聞こえる車の走行音やガタガタいう工事音は、ほぼシャットアウトできます。
もちろん音のボリュームにもよりますが、角が取れて小さくなります。
不快だった大きな音にイライラしなくなり、落ち着いて仕事に向き合えます。
同居する家族の生活音をやわらげる
近くにいる家族の話し声やテレビ音は無音にはなりませんが、小さくなります。
話してる内容は聞こうと思えば聞き取れますが、聞こうと思わなければ自分の中に入ってきません。
”気にならなくなる”という感覚になるので、これはもうシャットアウトできてると言っていいレベルだと思います。
特に子供のキーキー声がやわらぐので、心臓にいいです。(イライラする回数が減ります)
他の防音アイテムとの使い分けは?
耳に装着する防音アイテムはイヤーマフのほかに、耳栓・イヤホン(ノイズキャンセリング機能付き)があります。
メリット | デメリット | |
防音イヤーマフ | ・周りに気付いてもらえる ・一度買えば長く使える ・高周波数の遮音に効果あり ・耳穴に直接の負担がない | ・初めは耳に圧迫感を感じて装着感に慣れるまで時間がかかる ・大きくて目立ちすぎる ・少し重い ・音楽は聴けない |
耳栓 | ・コンパクトで持ち運びしやすい ・価格が安い | ・耳が痛くなる ・耳の穴に違和感がある ・衛生面から定期的に新しいものに変える必要がある |
イヤホン(ノイズキャンセリング機能あり) | ・音楽が聴ける ・ノイズキャンセリングが周りの雑音を消す ・軽い ・低周波数の遮音に効果あり | ・価格が高い ・有線の場合はコードが邪魔 |
防音アイテムは、防ぎたい音の周波数や使うシーンで使い分けるのがおすすめです。
- 人の話し声を対策したい→防音イヤーマフ
- 近隣の工事の音を対策したい→ノイズキャンセイリング機能付きイヤホンorヘッドホン
- 出張先で寝るためだったら→耳栓
防音イヤーマフは人の声といった中〜高周波数の防音が得意。
イヤホンのノイズキャンセリング機能は電車や飛行機などの低周波数の防音が得意。
耳栓はコンパクトで持ち運びしやすいので、出先利用でのニーズを満たします。
各々の得意分野があるので、自分の防ぎたい音の種類によってアイテムを使い分けましょう。
▶︎【Web会議に使える】マイク付きヘッドセットについてはこちら
防音イヤーマフの選び方
「防音イヤーマフの性能表示を見てもイマイチわからない」という方向けに性能の見方をまとめています。
NRR(ノイズ・リダクション・レイティリング)
NRRとは、イヤーマフの遮音性を表す数値のこと。NRR値が大きいほど高い遮音性能を持っていることを表します。
EPA(米国環境保護局)が査定したもので、NRRの数値の単位はdBで表示されて統計的に98%の人が防音保護具を着用した時に数値以上の遮音効果を得られる指標になります。
dB(デシベル)
音の強さを表す単位です。dBが大きいと大きな音になります。
防音イヤーマフの遮音性能は、-20〜35dBぐらい。
例えば”-30dB”とは、救急車のサイレン音が静かなオフィスにいる時くらいに変化するイメージになります。
周波数帯
遮音できる音の高さを周波数といい、Hzという単位で表します。
例えば、
- 250〜500Hz(低周波数):犬の鳴き声・道路の通行音
- 500〜1000Hz(中周波数):男性の話し声・飛行機の音
- 1000〜2000Hz(中・高周波数):女性の話し声・電話の呼び出し
- 2000〜4000Hz(高周波数):鳥の鳴き声
ちなみに下記のおすすめ商品で紹介するJVCのイヤーマフのカタログ表を例にすると、
製品/周波数(HZ) | 125 | 250 | 500 | 1000 | 2000 | 4000 | 8000 | NRR |
JVC(dB) | 12.1 | 14.6 | 22.8 | 31.6 | 33.1 | 38.6 | 39.6 | 19 |
JVCイヤーマフは125Hzだと12.1dB程度の防音性能ですが、2000Hz〜の高周波数だと33dB以上の防音性能があります。(約2倍以上の効果の差)
つまり、人の話し声といった中・高周波帯の防音効果が高いので、防音イヤーマフは家族の話し声に悩んでいるテレワーカーに特におすすめということになります。
防音イヤーマフ全般的に、中・高周波数の遮音が得意!
テレワークにおすすめ防音イヤーマフ3選
この中から選んでおけばまず失敗しない!という防音イヤーマフを3つ厳選しました。
Buloge
引用:Amazon
遮音性・装着感・コスパの総合力で選ぶなら「Buloge」。
私も愛用していますが、音に惑わされなくなって気が散らずに作業に集中できます。
装着感もキツすぎずゆるすぎず。慣れれば休憩を挟みながら1日中つけ続けられる装着感の良さがあります。
ちなみに完全無音化させるおすすめの方法があって、このイヤーマフは深めに耳当て部分が空洞になっているので、ワイヤレスイヤホン+イヤーマフの二刀流が可能!
▶︎実際に使ったレビューはこちら
メリット
- 米国とヨーロッパの認証テストに合格した高い遮音性能が保証されているので安心して使える
- 耳あたりの良いPUレザー使用で、耳にフィットして痛くなりにくい
- 子供〜大人まで使えるサイズなので、家族間でシェアできる
デメリット
- 子供から使えるサイズなので、頭が大きめの人にとってはキツく感じる
NRR:29db
重さ:230g
サイズ:90×185×135mm
カップ部厚:–
3M PELTOR X1A
引用:Amazon
軽い付け心地が良ければ「3MのX1A」。
数あるイヤーマフの中でもトップレベルに軽い184gの軽量タイプで、長い時間つけていても頭や首が痛くなりにくいので、日頃から肩こりに悩まされている人はこちらがおすすめ。
そのぶん遮音性能は低くなりますが、テレワーク中にそれなりに環境音を軽減して集中できてばOKという目的ならこのイヤーマフで十分。
カップ厚がそこまで厚くないので、耳への圧迫感も軽めで初めてイヤーマフ使うという方でも抵抗なく使い続けることができます。
メリット
- 聴覚保護機能を有した通信機器メーカーのPELTORブランドで安心して使える
- 耳当てのカップ厚が薄めで、付け心地が良い
- メガネをしていても使用可能
デメリット
- 遮音性能は他のイヤーマフに比べると低め
NRR:22db
重さ:184g
サイズ:–
カップ部厚:46mm
JVC
引用:Amazon
普段使いができるデザインなら「JVC」。
イヤーマフの野暮ったさがなくて、まるでワイヤレスヘッドホンと見間違えてしまうようなデザイン。テレワークだけでなくカフェでちょっと読書♩なんていう使い方もできます。
デザイン重視だと遮音性能が劣りそう…と思われるかもしれませんが、商品コンセプトが聴覚過敏の当事者向けという製品なので、遮音性も他社製品と同等レベルで心配なし。
メリット
- スタイリッシュなので、自宅ワーク以外の外で使っても恥ずかしくない
- シンプルな黒と白の2色展開
デメリット
- 遮音性能であるNRRの数値が他社製品より低い
NRR:19db
重さ:273g
サイズ:–
カップ部厚:–
まとめ
以上、防音イヤーマフのご紹介でした。
防音イヤーマフは1つデスクに置いておくと、集中したくなった時に「パッと素早くつけ外して気持ちの切り替えができる」便利アイテムです。
耳に当てるだけで、いつもだったら次の日に持ち越してた課題が、今日中に仕上げられるようになるかも!
防音イヤーマフで、効率の良いテレワーク時間になるといいですね♩
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