石膏ボードで”格安”防音対策|デメリットは?ニトリで買える?
「石膏ボードって防音できる?」
「石膏ボードはどこで買えるの?」
「そもそも石膏ボードって無害?大丈夫?」
という、お悩みに答えます。
格安に防音対策したいなら『石膏ボード』のご検討を!
そもそも石膏とは?
参照:iStone「石膏」
石膏とは、石灰と硫酸カリが混ぜ合わされたもの。
💡石灰とは硫酸カルシウムと水からなる鉱物のこと。
硫酸カリは名前だけみるとなんだか危なそうですが、一般的な建築物の内装で使われる程度のものは、濃度が低く安全です。
石膏は人体に害はない?
石膏そのものは、人体に悪影響を及ぼしません。
なぜなら石膏の主成分である硫酸カリは水に溶けやすいため、空気中に漏れることがほぼないからです。
しかし吸水性が非常に高いので、目に入れたり、肺に吸い込んだりするのは良くないです。
石膏ボードをカットするときにマスクとゴーグルを推奨するのはそのためです
石膏ボードの特徴
石膏ボードは、建築や内装で使われる建築材料です。壁や天井の壁紙を貼るために使われます。
主な特徴は「安価」であり「自由度が高い」ということ。
石膏ボードの価格は1枚400〜500円ほど。 同じような防音材であるロックウールボードの場合は1枚3,000円以上するので、経済面に優れています。
また、石膏ボードは塗装することで装飾性が高くなります。ペンキで好きな色に塗れるので、お部屋のイメージを自分好みに変化させることができます。
石膏ボードの防音性能は”-20dB程度”
石膏ボードの遮音性能は約20dB。女性の声や赤ちゃんの泣き声といった中〜高音域に対しての遮音効果が高いです。
たとえば人気の防音アイテムである防音カーテンは、約10dBの遮音効果。つまり、防音カーテンに比べて2倍も防音性能が優れています。
騒音レベルが10dB下がると人間の耳には、約半分の音に聞こえます。だから、石膏ボードは「うるさいを緩和してくれる」
なぜ石膏ボードに防音性があるのか?
石膏ボードの防音性がある理由は、主に3つ。
- 主成分である石灰に音を吸収する性質がある
- 主成分である硫酸カリに音を遮断する性質がある
- 石膏ボードは、空気孔を多く含んでいるため、音を吸収する効果がある
石膏ボードの材質自体に防音性があるということです。
生まれ持った才能?みたいなやつ?
石膏ボードのメリット3つ
石膏ボードのいいところはどこでしょう?
安価で手に入る
1枚長さ180cmほどのビッグサイズが約400〜500円で建材店やホームセンターなどで手に入ります。
工事費が安く抑えられるため、経済的な防音対策として選ばれることが多いです。
防火性がある
石膏ボードの成分である硫酸カルシウムは、高温下でも溶けない特性があります。
つまり、屋内での使用に適しています。
万が一、火災が発生した場合にも安心です
施工がしやすい
石膏ボードは約1cmほどしか厚みがないので、カットしやすいです。カッターで切り込みを入れて、好きなサイズにカットできます。
ビス留め、クリップ留め、接着も簡単にできるので、自分好みに仕上げることが可能です。
石膏ボードのデメリット4つ
石膏ボードのよくないところとは?
Amazonや楽天で買えない
調べた結果、Amazonや楽天で1枚500円程度の石膏ボードは売られていませんでした。
ホームセンターであるカインズの通販の場合も、店舗で受け取りするなら購入可能ですが、オンライン通販での販売はしていないところが大多数。
仮に通販で購入できたとしても、送料が8,000円以上かかるところばかりでした。
おそらく石膏ボードは大きくて重いので輸送費がかかってしまうから、通販での販売がほぼされていないのでしょう。格安で石膏ボードを購入したいならがんばって店舗まで買いに行きましょう
強度が低い
石膏ボードの材料である硫酸カルシウムは、比較的やわらかい鉱物。
壁に物をぶつけると、ちょっとした衝撃でへこんでしまうことがあります。
そもそも石膏ボードは、室内装飾や壁などに使用されることが多いため、強度が低いように設計されています。
壁や天井に貼り付けてしまえば、そこまで問題ではないですね
一般ごみで廃棄できない
石膏ボードはコストが安いメリットはありますが、廃棄の際は産業廃棄物に分類されるため一般ゴミとして処分できません。
廃棄する際は、お住まいの自治体のルールに従いましょう。
ネジや釘で固定できない
石膏ボードの成分である硫酸カルシウムは、比較的軟らかい鉱物です。
また、石膏ボードは、樹脂や繊維などを添加して製造されることが多いため、割れや破損しやすい傾向があります。
これらの特性から、石膏ボードはネジや釘で固定することができません。代わりに、接着剤を使用して取り付けることが一般的です。
石膏ボードはニトリで買える?ホームセンターならどこ?
石膏ボードはニトリや無印良品では取り扱いがありません。
買うなら、ホームセンターや建材店になります。
実際にDCMグループである近所のケイヨーデーツーで確認してきましたが、取り扱いがありました。以下、ツイートの通りです。
ホームセンターで石膏ボード見てきたんだけど、想像してた10倍大きいし重かったΣ੧(❛□❛✿)
コスパは最強だね…#ホームセンター#DCM#防音材#石膏ボード pic.twitter.com/A2Yl9hcv3D— NonSii (@Nonsii_com) December 7, 2022
92×182cmサイズが1枚400円ほどで買えるなんて、まさに格安防音材!
実際に石膏ボードを見て触った感想・レビュー
ホームセンターで売られていた石膏ボードは、想像の10倍大きかったし、硬いし、重かったです。
とてもじゃないけど、私一人で持ってレジまで行くことは無理だと思いましたね。。
近くにあったベニヤ板と比較してみましたが、ベニヤ板は男性だったらパキッと折ることができそうだけど、石膏ボードはまずそれは無理でしょう。それだけ頑丈さが際立っていました。
よって、石膏ボードを防音材として使うのは「すごく効果あり」だと思います。振動も抑えられそうでした。
あまりに石膏ボードが巨大で持ち運びが困難だったので店員さんに「石膏ボードと同じような建材はありますか?」と尋ねました。が、「ベニヤ板は全然違うし…ないですね…」と言っていました。唯一無二なのかな?
石膏ボード貼りに必要な道具
石膏ボードを貼るのに必要な道具は「メジャー」「ビス」「木工ボンド」「カッターや丸ノコやナイフ」「定規や墨ツボ」です。
その他にもあると便利なのが「石膏ボードカンナ」「石膏ボードやすり」になります。
意外と用意するものが多いので、難しそうならプロに任せた方が安く済むかも?
石膏ボードの貼り方
実際に貼り付けた方を参考に、トライしてみてください。
まとめ|安価でたのしく、防音DIY♩
石膏ボードは格安に防音対策できるアイテムです。
参考になれば、うれしいです♩