聴覚を守りながら集中力UP!防音イヤーマフで快適なワークスペースを手に入れよう
防音イヤーマフとは
防音イヤーマフとは、ヘッドホンのような形をした防音素材・防音加工が施された耳当てのこと。
耳を完全に覆うため非常に防音性能が高く、中には-40dBを超える防音性能を発揮するものもあります。(カラオケの店内にいても静かに聞こえるくらいの防音性能)
主に工事現場や飛行場等の騒音が大きい場所で使われている防音アイテムですが、近年はその防音効果の高さから聴覚過敏の方を中心にメジャーな防音アイテムとして普及し始めています。
よく比較されるものに「耳栓」「ヘッドホン」がありますが、「耳に入れない」「イヤホンやスピーカー機能がない」という点が異なっています。
たまに映画で見る射撃練習場やチェーンソーを使う人が耳につけているアレです!
防音イヤーマフの使い方
実際にどんなシーンで防音イヤーマフが役立つのかまとめました。
集中して勉強・作業したいとき
九州女子大学の研究が行った中学生や大学生に対する実験によると、「無音環境」が精神的にも最も問題を解きやすいそう。(次点は「クラシック音楽」なんだとか)
逆に、道路の音のような生活環境音は集中力を削ぐこともわかっています。
もちろん人によっては「多少の騒音があったほうが良い」という人もいますが、そういう人でない限りは無音環境の方が集中力があがります。
私自身も記事を執筆中に子供が見てるTVの音をシャットアウトすると集中力があがります
道路や電車の環境音がうるさいとき
先ほどの集中力にも言えますが、それ以上に「単純にうるさい環境」にいる人もいると思います。
例えば朝の通勤時、バイクの音や誰かのイヤホンからの音漏れ等々…。(イライラして疲れますよね)
イヤホンでは防ぎきれないほどの騒音が日常的にある方は、イヤーマフに頼ってみてください。
電車の中で快適に読書したり、スマホを見ることができるようになります。
同居する家族がうるさいとき
防音イヤーマフは他の防音アイテムと違い、自分ひとり分のパーソナルな防音アイテムです。
そのため、同居する家族等の身近な人の声や生活音をシャットアウトするのに向いています。
例えば夏休みなどの長期連休。お母さんたちは限界を感じる時が来ますよね。
子供の声が全く聞こえないほどの完全防音では困るけど、うるさくてしんどい時は防音イヤーマフの出番です。
▶︎育児しながら在宅ワーク中に防音イヤーマフを使ったレビューはこちら
赤ちゃんを寝かしつけたいとき
赤ちゃんは泣くのが仕事だけど、ギャン泣きを聞き続けるのはツライ。そんな時には、遠慮せず防音イヤーマフに頼りましょう。
まるで水の中にいるような感じになり、寝かしつけの強い味方になります。
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家族のいびきがうるさいとき
普段は別室で寝ている家族でも、旅行などで同室の時ってありますよね。
いびきでほとんど眠れないのを阻止したい時、防音イヤーマフを持っていきましょう。
軽量タイプでコンパクトのものなら持って行きやすいのでおすすめです。
大きないびきも微かに聞こえる程度になります。
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防音イヤーマフの選び方
防音イヤーマフの選ぶ時に重要なポイントをまとめました。
ノイズ減少率(NRR)の高さ
イヤーマフの遮音性は「NRR(騒音減衰計数)」という値で表され、NRR値が大きいほど遮音性も高いです。
例えば「NRR:30db」だと、80dbがイヤーマフを装着することで50dbぐらいに抑えられるという意味合いです。
より高い防音性能を求めるのであれば、NRR値が高いものを選びましょう。
たまにNRRではなく「-30db」のような形で表記されているものもありますが、基本的には同じだと思っていただいて問題ありません。
「救急車のサイレン音が静かなオフィスにいるときくらい」になるというイメージ!
軽減できる周波数帯
防音イヤーマフは商品によって「高音に強い」「低音に強い」が分かれていて、遮音できる音の高さ(周波数、Hz)を記載しているものがあります。
効果を最大限発揮したいのであれば、普段どんな騒音が多いのかで選ぶ必要があります。
音の例 | 周波数 |
---|---|
250Hz~500Hz | 犬の鳴き声、道路の通行音 |
500Hz~1000Hz | 男性の話し声、飛行機の音 |
1000Hz~2000Hz | 女性の話し声、電話の呼び出し音 |
2000Hz~4000Hz | 鳥の声 |
ちなみに有名なスリーエムジャパンを例にすると、
品番「X1A」の場合
- 125Hzの音は16dbの遮音性能(125Hzは男性の声)
- 4000Hzの音は41dbの遮音性能(4000Hzは鳥の鳴き声)
となっていて、低音のほうが防音性能が高いです。
重さ
作業に集中しているとき等、防音イヤーマフを長時間つける想定の人にとって重要になるのがイヤーマフ自体の重さ。
ほとんどのイヤーマフが200〜300gの重さですが、中には200g未満の防音イヤーマフもあります。
軽いからと言って防音性能がすごく低いということはありませんが、多少の差はありますので要チェック。
長時間使用する場合は身体の負担を考えて、できる限り軽量タイプを選ぶのがおすすめです。
バンドの調節機能
バンド調節機能の有無も重要なポイント。
ほとんどの家庭用イヤーマフではバンド調節機能が付いていますが、工事現場で使うようなタイプのイヤーマフは頑丈さを意識しているのか調節機能がないこともあります。
意外とバンド調節機能がない防音イヤーマフもあるので注意しましょう。
遮音メカニズム(アクティブ・パッシブ)
防音イヤーマフの中には、電子的に騒音をカットするノイズキャンセリング機能が付いているタイプのものがあります。
「電子的に」という都合上、バッテリーや乾電池で動くタイプなので、重たさや電池交換・充電の面倒臭さも発生します。
その分、ノイズキャンセリング式の防音イヤーマフは通常のイヤーマフと比べても段違いの防音性能になるので、どうしても強い防音が必要な方は選んでみてください。
ノイズキャンセリング機能だけならBluetoothイヤホンの方が種類豊富で軽いので、そちらを選択肢にしたほうがいいでしょう(もちろん防音性能は落ちますが)
おすすめ防音イヤーマフ8選
防音メディアNonSiiが選ぶおすすめ防音イヤーマフをご紹介します。
全て電池なしのパッシブタイプでバンド調節ありの使いやすいものだけを集めてみました!
MPOW
引用:楽天市場
URL:https://item.rakuten.co.jp/mpowjapan/mphp044bb/
NRR:29db
重さ:238g
サイズ:200×154×100mm
カップ部厚:75mm
価格・NRRの高さ・軽さ全て平均点以上の優秀さが特徴の『MPOW』。
楽天の「イヤーマフ」ランキング第1位の人気防音イヤーマフです。(2021年11月現在)
メーカー保証の長さも18ヶ月もあり、他の防音イヤーマフの中で最長です。
幅広い世代に使える人気の防音イヤーマフで、軽量なのでそれこそ子供でも使えるのがポイント
AWOVIN
引用:Amazon
NRR:-
重さ:軽量
サイズ:フリーサイズ
カップ部厚:–
圧迫感のない冬用イヤーマフ。裏ボア効果でとにかく暖かく、北海道〜東北の冬の寒さも耐えられるほどの防寒性があるイヤーマフです。
クルッとひねるとコンパクトになり、バッグやダウンのポケットに気軽に放り込んでおけるので、通勤時のサラリーマンに特におすすめ。
メンズ向け商品なので、子供〜女性にはゆるい可能性があるのでその点だけ注意が必要です。
3M PELTOR X1A
引用:Amazon
NRR:22db
重さ:184g
サイズ:–
カップ部厚:46mm
防音イヤーマフの人気メーカー「3M」の『X1A』。
Xシリーズの中でも最軽量の184gで、他社製品と比較してもダントツの軽さを誇る防音イヤーマフです。
カップ厚が薄めのため防音性はやや劣りますが、長時間装着するならベストチョイス。
コンパクトで軽く、持ち運びもラク。旅行のお供にも優秀!
Buloge
引用:Amazon
NRR:33db
重さ:230g
サイズ:90×185×135mm
カップ部厚:–
私も愛用している『Buloge』。
イヤーマフの内耳部分に空洞があるのでイヤホンとの併用が可能。手持ちのイヤホンで音楽を聴きながら、このイヤーマフを着用することができる優れもの。
ノイズキャンセリングのヘッドホンよりも、軽量性・遮音性・フィット性・コスパが優れているとユーザー評価も高く、買って後悔しない商品。
全体は少し小さめなので、子供〜普通サイズの頭の方用になります。
イヤホンも一緒に装着OK、最強防音イヤーマフ
AVANTEK
引用:Amazon
NRR:34db
重さ:290g
サイズ:180×150×95mm
カップ部厚:75mm
Amazonレビュー1000超えの人気防音イヤーマフ。
2,000円前後で購入できる手頃な価格なのにNRR34と高めなので、高評価レビューが多いのも納得のアイテム。
初めて防音イヤーマフを購入する人に特におすすめです。
こちらは割と大きめサイズで「買ってみたら意外と小さかった」と感じることもありません。
NRR高く、価格もお手頃。特徴的なブルーが好きな人はぜひ!
JVC
引用:Amazon
NRR:23〜31db
重さ:273g
サイズ:–
カップ部厚:–
オーディオメーカー「JVC」の防音イヤーマフ。何よりそのデザイン性がGOOD!
防音イヤーマフはもっさりしていてデザイン性は期待してはいけないものと思っていましたが、これは違う。カッコいい。
マットな質感かつ、シンプル。街中で使用していても何ら違和感ない防音イヤーマフです。
ただ、スタイリッシュなカップ厚が薄く遮音性は少し控えめ。
JVCブランドだけあって、高級感と質感は評価高めです!
ProCase
引用:Amazon
NRR:28db
重さ:255g
サイズ:–
カップ部厚:–
締め付けがキツいのを求めているイヤーマフ上級者向け。ピタッとした着け心地で、かなりのフィット感があるのが特徴の防音イヤーマフです。
初めて防音イヤーマフを使う人にとっては「痛い」と感じやすいので、防音イヤーマフを使い慣れている方に特におすすめです。
耳につけた瞬間近くのテレビの音が遠くに感じるほどの効果の高さが特徴。
耳栓とこのイヤーマフのダブル使いで、ようやくぐっすり眠れるようになったという方もいるのだとか。
YorkShin
引用:Amazon
NRR:21db
重さ:250g
サイズ:頭位48〜60cm用
カップ部厚:–
子供用の防音イヤーマフならこれ。耳あたりが優しく痛くなりにくい子供用防音イヤーマフです。
子供用ではありますが、ママが使えるくらいのゆとりはあり。全く外の音が聞こえないわけではないですが「うるさくない世界」が手に入るとのこと。
対象年齢は2歳〜10歳。ライブやディズニーランド、雷の音対策…と、意外に使えるシーンがあるので1つ持っていると便利な育児アイテムです。
筆者オススメの防音イヤーマフは「Buloge」
- デザインがシンプルな黒一色で使いやすい
- 価格が2,000円台。もし失敗しても良いかな…と思える範囲
- NRRが30以上
以上、3つの点でおすすめです!
実際使用してみた感想は、「買ってよかったー!快適!」です!!
もちろん防音イヤーマフの装着のみで完全防音にはなりませんが、もわ〜っと周囲の音が鈍るので自分の作業に集中できるようになりました。
例えば子供が見ているテレビアニメの音が弱まって、私の耳にポケモンの内容が入ってきません。
だけど、ちゃんと「ママー!」は聞こえるので、子供の機嫌を損ねることもないのでご安心を。
在宅ワークのママ・パパにおすすめです♩
レビュー記事▶️
防音イヤーマフなら、無音に近くなる
以上、おすすめ防音イヤーマフのご紹介でした。
静かなところに行きたくなったら、そっと防音イヤーマフをつけてみましょう。
今いる環境が、ずっと居心地良くなりますよ。