防音カーテンは効果ないって本当?防音カーテンの選び方から効果まで徹底解説!
防音カーテンのレビューを読むと、「本当に静かになるのか」気になるところ。
「効果がない」と口コミされていれば、購入を迷ってしまうかもしれません。
そこで、防音カーテンの効果が発揮される音や、効果を感じられない音とその理由について解説します。
防音カーテンとは
防音カーテンは外への音漏れを防ぎ、屋外から入ってくる不快な騒音を軽減します。
例えば、防音カーテンを設置することで、家の中でガミガミ子供を叱るお母さんの声がご近所さんに聞こえにくくなり、怖いお母さんだとバレなくなります。
夜中の救急車のサイレン音が寝ている間に聞こえにくくなって、ぐっすり眠れるようになる効果もあります。
音楽スタジオやピアノ教室、レコーディングブースなど、騒音を小さくしたい場所で使用されています
防音カーテンと一般的なカーテンとの違い
一般的なご家庭で使われているカーテンと防音カーテン。
いったい何が違うのか?以下にまとめました。
素材、防音性、吸音性、耐久性、価格、使用用途、使用場所、通気性、防火性能、重量、デザイン性
一般カーテン | 防音カーテン | |
素材 | 薄手 | 厚手 |
防音性 | ない | ある |
吸音性 | 低い | 高い(商品による) |
耐久性 | ||
価格 | ||
使用用途 | ||
使用場所 | ||
重さ | ||
通気性 | ||
防火性能 | ||
デザイン性 | ||
遮光性 |
はい、以下が一般的なカーテンと防音カーテンの違いになります。
- 素材: 一般的なカーテンは薄手の生地が多く、光を通しやすいです。一方、防音カーテンは厚手の生地で作られており、光を通しにくいものが多いです。
- 防音効果: 一般的なカーテンは音を吸収する効果がありませんが、防音カーテンは特殊な素材で作られているため、外部からの騒音を軽減する効果があります。
- 耐久性: 一般的なカーテンは日常的な使用に耐える素材が使われていますが、防音カーテンは効果を発揮するために素材が重厚で丈夫なものが多いです。
- 価格: 一般的なカーテンは比較的低価格なものが多いですが、防音カーテンは効果的な素材を使用しているため、一般的なカーテンと比べて高価なものが多いです。
以上が、一般的なカーテンと防音カーテンの違いになります。
- 防音カーテンは、外部からの騒音を軽減するためのカーテンであるが、一般的なカーテンは主にインテリアの要素として使用される。=使用用途
- 防音カーテンは、厚手の素材を使用しており、防音効果があるが、一般的なカーテンは薄手の素材が使用されることが多い。=素材
- 防音カーテンは、特殊な素材を使用することで効果的な防音効果を発揮するが、一般的なカーテンは、機能性よりもデザイン性が重視されることが多い。=
- 防音カーテンは、音楽スタジオやレコーディングブース、オフィス、住宅など、騒音を軽減したい場所で使用されるが、一般的なカーテンは、寝室、リビングルーム、ダイニングルーム、キッチンなど、家庭でよく使われる。=使用場所
- 防音カーテンは、高価なものが多いが、一般的なカーテンは価格帯が幅広く、手頃なものから高級なものまで様々なものがある。=価格
- 防音カーテンは、騒音を吸収する効果があるが、一般的なカーテンは吸音性が低く、室内の音を反射させることがある。=吸音性
- 防音カーテンは、通気性が低くなりがちであるが、一般的なカーテンは、通気性が高く、風を通しやすい場合がある。=通気性
- 防音カーテンは、素材によっては防火性能を有するものもあるが、一般的なカーテンには、防火性能を有するものが少ない。=防火性能
- 防音カーテンは、一般的なカーテンに比べて重くなりがちであるため、設置する際には注意が必要である。=重量
- 防音カーテンは、防音性能に特化しているため、一般的なカーテンに比べて、色やデザインの種類が少ない場合がある。=デザイン性
防音カーテンは、音楽スタジオやレコーディングブース、オフィスや住宅など、騒音を軽減したい場所で使用されます。
その防音性の秘密はカーテン生地にあり。カーテン生地の裏にある糸を隙間なく埋めることで、普通のカーテンよりも防音効果を高めています。
さらに吸音効果を高める生地や金属や樹脂による特殊なコーティング、生地を何層にも組み合わせたものなど、さまざまなタイプが開発されているんですよ。
優れた遮音性を発揮し、快適な生活を送れます。
防音カーテンとは、厚みを持たせたカーテンのこと。何層にも生地を重ねることで、カーテンに厚みがでます。
カーテンに厚みがあるとどうなるかというと、音をブロックする力が強くなる!
分厚くて重い防音カーテンは、一般的なひらひらしているカーテンよりも高い遮音効果があるのです。
防音カーテンの効果はあるの?
結論から言えば、防音カーテンは防音効果があります。
一般的なカーテンと比較すると、遮音性が高いのがわかります。
引用:オーダーカーテンのワオ
ただ注意いただきたいのは、防音カーテン”だけ”で音を完全に遮断することは不可能だということ。
あくまで防音カーテンは「緩和」効果になります。
中高音域の音に効果あり
参考URL:https://bicklycarpet.co.jp/column/curtain/20190722-01/
防音カーテンは、女性の話し声といった少し高い音域に遮音効果があります。
引用:https://d114jxz2ien2fm.cloudfront.net/img/item/shizuka/graph.gif
透過損失とは、音の遮音性能のこと。db(デシベル)で表します。
防音カーテンは周波数が高くなるほど、dbの値が高くなっていきます。つまり、周波数の高い音域に防音カーテンは遮音効果があるということ。
周波数の高い音域とは
- 人の話し声
- バイクの走行音
- 鳥の鳴き声
- ピアノの音
- 飛行機音
など。
このような不快に感じやすい中〜高音域に悩んでいる方にとって、防音カーテンは有効な防音対策だといえます。
振動音には効果なし
工事や車・電車の走行音などといった振動を伴う低音域には、防音カーテンはほぼ効果がありません。
女性の話し声や子犬の鳴き声は空気中を伝わってくる音なので、カーテンで窓を覆うことで防音効果が期待できます。
対して、振動音は建物や床から伝わってくる音なので、防音カーテンでは塞ぎようがないのです。
厚さや重さに応じて効果が変わる
防音効果は、カーテンの重量に比例します。
カーテンの重量は、カーテン生地を何層にも重ねることで重さが出ます。だいたい3~5層ぐらいあれば、遮音効果が期待できる重みになります。
生地が重なった分だけカーテンに厚みが出て、音を通しにくくなっている。
厚みのあるバスタオルに向かって話すと声が聞こえにくくなるのと同じように、カーテンも糸の密度があるほど防音効果が高まります。
防音カーテンの選び方
失敗しない防音カーテンの選び方をまとめました!
厚みがあるものを選ぶ
厚みがある=重さがあるということ。遮音性能は質量に比例しますので、少しでも質量が重い厚みのある防音カーテンを選びましょう。
3〜5層にコーティング加工されているものがおすすめです。いくつもの空気層が作られることで高い防音効果が期待できます。
低価格帯の防音カーテンは選ばない
3000円以下くらいのものが低価格
防音カーテンと謳っていても、安すぎるカーテンは生地が薄めで機能性が低い傾向にあります。
相場としては2枚入りで3,000円以下くらいだと低価格になります。高い遮音効果を期待したいのならば、2枚入り5,000円以上のものにしましょう。
サイズは窓枠より少し大きいものを選ぶ
カーテン丈は
- 立った状態で腰あたりに窓枠がくる「腰枠」の場合:カーテン丈は窓枠の下に15cmほど余りを出す
- 窓枠が床まで届く「掃き出し窓」の場合:床までピッタリの長さ
窓枠より少し余裕を持たせた方が、遮音性が上がります。
横幅は窓そのもののサイズではなく、カーテンレールに合わせます。
この時ドレープが多すぎるとそこから音が抜けて防音性が下がるので、たるみがないようにしましょう。
カーテンフックはAフックかBフック
引用:https://www.perfect-space.jp/c/info/about/hook
カーテンフックは2種類あり、AフックとBフックから選べます。
- Aフック:レールを見せるタイプ
- Bフック:レールを隠すタイプ
基本はAフックですが、防音性重視ならBフックがおすすめです。
なぜなら、レールの上まで隠せる方がより広範囲を覆えるということになるので遮音効果がアップ。さらに外の光もれを軽減する効果もあります。
対策したい音を意識しておく
中高音域にしか効果がないので、車の通行音等には弱い。買っても「効果がないじゃん」となるから、本当にカーテンがマストなのか考えて買う。
あなたの悩んでいる騒音は何デシベル?何ヘルツですか?
前述したように、防音カーテンは中高音域にしか効果が期待できません。車やトラックの走行音などには弱いです。
引用:https://teambouon.jimdo.com/
交通騒音の軽減を期待して買っても「防音カーテン効果がないじゃん」となる前に、本当にカーテンがマストなのか考えて購入しましょう。
外からの低音域対策なら二重サッシがおすすめです。
デザインや部屋の雰囲気に合わせて選ぶ
防音カーテンというと、色の濃いネイビーや暗めのベージュが多いイメージですが、最近はそんなことなくバリエーションも豊富です。
遮光付きなのに明るいホワイトや可愛いピンク、薄いブルーなど自分好みの防音カーテンが選べます。
おすすめの防音カーテン6選
NonSii編集部で厳選した特におすすめの防音カーテンをご紹介します!
静
引用:楽天市場
色:13色
サイズ:100×135/178/200cm(幅×丈)
数量:1枚入り
標準フック:Bフック
繊維仕様:1.5倍ヒダ/2つ山ヒダ/形状記憶加工
洗濯:水丸洗いOK
原産国:日本
とにかく防音性重視なら『静』の防音カーテンがおすすめ。
特徴的なのが風通織りという製法。二重に織って繊維と繊維の間に隙間を作ることで、減音・吸音効果を狙った特殊な生地になっています。
また3層コーティング加工も他社製品とは一味違っていて、アルミと酸化チタンを使用。壁のように音を反射させる遮音効果が期待できます。
結果、周波数の高いピアノやジェット機音の約8割の防音効果を発揮するとのこと。
「防音に関しては気休め程度だと思っていたけど非常に効果があった」というユーザーさんが多いのも納得です!
ここまでこだわっている高機能防音カーテンは『静』だけ!
CALM
引用:楽天市場
色:4色
サイズ:100×110/120/135/178/185/190/200/210/230cm(幅×丈)
数量:2枚入り
標準フック:Bフック
繊維仕様:1.5倍ヒダ/2つ山ヒダ/形状記憶加工
洗濯:水丸洗いOK
原産国:中国
色合いや質感も重視したいなら『CALM』の防音カーテンがおすすめ。
何層にもコーティングされている他社防音カーテンと比較するこちらは1層なので、防音性は劣りそう。
ただ通常カーテンのように風が当たっても羽ばたくようなことはないので、しっかり防音カーテンの役割を果たせます。
ほど良く軽いのが特徴なので、取り付けた時の形が自然でキレイ。
特にブラウンの色が品があると人気で、まるでどこかのホテルのような高級感があるのだとか!
量販店ではまず売ってない丈185cmがあります!
Leafy
引用:楽天市場
色:9色
サイズ:100×135/178/190/200/215cm(幅×丈)
数量:2枚入り
標準フック:Aフック
繊維仕様:1.5倍ヒダ/2つ山ヒダ
洗濯:ドライクリーニング(セキユ系)
原産国:中国
真っ白なホワイト色の防音カーテンをお探しなら『Leafy』。他社ホワイト色に比べてダントツに真っ白なんだとか。
なぜホワイト色の防音カーテンにできたかというと、通常の防音カーテンは遮光性を上げるためにブラック色のコーティングしか入れてないのに対して、こちらは裏側のコーティングにホワイト色のアクリル樹脂を入れているから。
よって、遮光性とキレイで真っ白な発色が生まれています。
オシャレで清潔感のある空間を演出できるので、エステサロンやシャビーシック風のお部屋を目指している方に特におすすめです。
「防音カーテン=暗めな色しかない」というのは間違いです!
アルミコーティング 遮光カーテン
引用:楽天市場
色:15色
サイズ:100×90/100/110/120/135/150/170/178/185/190/195/200/205/210/215/220/225/230cm、200×178/200cm(幅×丈)
数量:幅100は2枚入り、幅200は1枚入り
標準フック:Aフック
繊維仕様:1.5倍ヒダ/2つ山ヒダ
洗濯:水丸洗いOK
原産国:中国
安い防音カーテンなら2枚入り5,000円以下で購入できます。
全20サイズの豊富なサイズ展開で、特徴はアルミ加工されているところ。
アルミ効果で、音の反射効果や断熱性・保温性が期待できます。
実際に効果の試験成績を提示されているので信憑性が高いところも嬉しいポイントです。
やや硬めというユーザー意見が多いので、見た目や質感が気にならなければコスパ最強です。
欠品してるサイズも多いから、欲しいカーテンが見つかればラッキー!
URACO(うらこ)
引用:楽天市場
色:13色
サイズ:100×135/178/200cm(幅×丈)
数量:2枚入り
標準フック:Bフック
繊維仕様:1.5倍ヒダ/2つ山ヒダ/オプションで形態安定加工可
洗濯:手洗い推奨
原産国:中国
防音+部屋を完全に暗くしたいなら『URACO』の防音カーテンが良いです。
防音カーテンと謳っているほとんどのカーテンは、厚手加工しているので遮光1級の遮光率99%が多いですが、こちらは遮光率100%の完全遮光カーテンです。
多層構造なので防音性も優れていて、隣近所の騒ぎ声がうるさかったのがかなり静かになったとのこと。
イメージとしては話し声の内容がこもる感じになって聞こえにくくなるようです。
たかが1%されど1%。完全に光を通さないので静かにホームシアターを楽しみたい人に特におすすめです。
アゲインスト
引用:楽天市場
色:8色
サイズ:100×110/135/178/200/210cm(幅×丈)
数量:4枚入り(防音カーテン2枚+ミラーレースカーテン2枚)
標準フック:Aフック
繊維仕様:1.5倍ヒダ/2つ山ヒダ/形態安定加工可
洗濯:自宅洗濯OK
原産国:中国
レースカーテンもセットで買いたいなら『アゲインスト』の防音カーテンがおすすめです。
4層構造コーティングの遮光1級カーテンで機能性も十分なのに、4枚入りで6,000円以下なんて破格のお値段ではないでしょうか。
中でもピンク色が濃すぎず上品なサクラ色で人気が高いのだとか。
新生活を始める女子学生の方なら、一気にカーテンが揃うし遮光性があって外から透けにくいのも安心なので特におすすめです。
クーポンや楽天スーパーセール時には考えられないくらい安く購入できるそうですよ!
防音カーテンと合わせると効果が大きくなる防音対策
防音カーテンだけで完全に音をシャットアウトすることは難しいです。なので、組み合わせて防音対策しましょう!お手軽にできるものをまとめました。
二重サッシ(二重窓)
外から聞こえる音を軽減させたいなら二重サッシがおすすめです。防音カーテンでは対策できない車の走る音などの”低音域”に効果があるのが特徴。
外からの騒音は入り口である「窓」を強化することが近道です。
防音パネル
防音カーテンを取り付けた部屋に防音パネルも一緒に設置しましょう。壁全体に貼り付ける必要はなく、インテリア感覚で何枚か貼るだけでOK。
吸音パネルなら自分が出す音を軽減してくれる効果があり”簡易防音室”にできますよ。
防音マット
子供が走り回るドタバタ音は防音カーテンでは音漏れを防げません。
防音ジョイントマットで”振動”を緩和させてご近所トラブルを回避しましょう。
防音パーテーション
防音カーテンの前に床から1〜2mくらいの高さの防音パーテーションを置くと、もう一枚壁ができることになるので防音性アップ。
吸音素材を用いたパーテーションもあるので静かな個室空間が手に入ります。