ふすまの防音対策9選|あなたの家が静かになる!
ふすまは生活音がだだ漏れ…対策法は?
ふすまは目隠しとしては使えますが、防音性はほぼ0。
ドアに比べるとふすまは軽いし、なんだか頼りない感じがしますよね。
しかし、ふすまだって防音対策すれば音漏れを軽減させられます!
本記事では”ふすま”の防音対策をご紹介します。
<<和室が好きだけどふすまの音漏れが気になる…という人必見です>>
ふすまがうるさい理由4つ
なぜ、ふすまは音漏れしてしまうのでしょうか?一般的なドアと比較して理由をまとめました。
ふすまの素材に防音機能がないから
ふすまは簡単にいえば、木枠に紙を貼っただけのもの。
ふすまの素材自体に防音性が施されているわけではないので、音漏れがしやすいです。
ふすまの通気性の良さは、防音という観点で見れば欠点が多い…
ふすまは軽いから
ふすま1枚の重さは約2kg。対して、一般的なドアの重さは約30kgと言われています。
防音性は重さがあるほど高くなるので、ふすまとドアの重さを比較すればドアが圧倒的に重さがあることがわかります。
つまり、軽いふすまは防音性の低い建具ということになります。
しっかり閉まらず、隙間が出来てしまうから
ふすまは気密性が低く、隙間が出来やすい作りになっています。
隙間ができるということは、空気の通り道になってしまうということ。音漏れにつながります。
一般的なドアの場合は「ガシャン」としっかり閉まる構造になっているので隙間ができにくいため、ドアはふすまより防音性が高いです。
古い住宅の場合は、ふすま本体や柱に歪みがあって更なる隙間の原因に…
ふすまの開閉時に大きな音が出るから
ふすまは軽いので、勢いよく開け閉めする度に「バターン」と大きな戸当たり音がなります。
また、ふすまの滑りが悪いと、ガタガタ音の原因にも…。
ふすまの開け閉めで発生する音を防音対策した方が良さそう…
ふすまの防音対策アイテム3選
防音アイテムを使ってふすまの防音対策しましょう。音漏れが軽減効果があります。
初心者の方でもできる手軽な防音対策方法をご紹介します。
防音テープ
引用:楽天市場
『防音テープ』をふすまの戸当たり部分に貼って、隙間を埋めましょう。
隙間を埋めることで、気密性を上がり、ふすまを閉めた時にしっかり閉まるようになります。
結果として、音漏れを防ぐ効果があります。
1箇所500円以内で購入可能!
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吸音材
引用:Amazon
『吸音材』は音の吸音効果がある壁紙のこと。
吸音材をふすまにそのまま貼りつけるだけで、音漏れを軽減させられます。
多少見た目は悪くなりますが、白の吸音材なら違和感なし!
▽▼遮音シート付きの防音材ならもっと効果が期待できる
防音カーテン
引用:Amazon
通常のカーテンより厚みがある『防音カーテン』。
防音カーテンを「つっぱり棒」や「カーテンレール」をふすまの真横に取り付けることで防音対策が可能です。
ただし、防音カーテンといっても防音シートのような厚みはないのでそこまでの効果は期待できませんが、雑音や話し声程度なら1割〜2割程度は軽減できるのでやる価値は十分あり。
防音シートの貼り付けなどの対策が難しい場合は、検討してみてください
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応用編:ふすまの防音対策2つ
「防音効果の高いやり方が知りたい」という方向けに、応用的なふすま防音のやり方をご紹介します。
ふすまを埋めて壁にする
和室が2部屋以上続いていて、その間仕切りとして使っているふすま(続き間)に合板を貼って壁にするという方法があります。
ふすまは密度が薄いためどうしても音が抜けやすいですが、合板を貼ることで音の振動を防ぎ、音の抜けを少なくできます。
ふすまを外して合板をビス留めするという作業でDIYが可能です。
少し作業工程がありますがDIYにチャレンジしてみるのもあり!
引き戸に交換する
ふすま自体に防音性が期待できないので、この際『引き戸のドア』に交換してしまいましょう。
ふすまサイズに作られた引き戸が売られているので、それに交換するだけでOK。枠がそのまま使えるので、施工時間とコストの節約になります。
費用相場は3〜10万円ほど。枠も交換する場合は枠代と枠の交換代が追加でかかるため12〜15万ほどになります。
ふすま自体に対策できない時のおすすめ防音対策4つ
「賃貸だからムリ」「ふすまの見た目が悪くなるのはイヤ」という方向けに、他の防音方法をご提案します。
防音室を置く
『防音室』を和室の部屋に置いてしまえば、どんなにふすまの防音性が低くても関係なくなります。
本体費用+設置費用はピンきり。安いもので10万円前後、高いものだと30万円くらいする防音室もあります。
防音室の中だけは、静かなオアシス
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防音イヤーマフを着ける
『防音イヤーマフ』とは耳当て部分にウレタンスポンジが入っている遮音性能があるヘッドホンのこと。
防音イヤーマフを着けている間は、気になる音を遮断できる環境が手に入ります。
持ち運びしやすいので家中どこでも使える汎用性の高いアイテムです。
安いものなら1,000円台から購入可能!
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防音パネルを壁に貼る
ふすま以外の壁に『防音パネル』を貼り付けるという手もあります。
壁や天井に取り付ければ外への音漏れを抑えることができます。
パネルの良いところは、全部に設置する必要がないところ。一部分だけ設置したり、自分好みの色やデザインのものを選べたり自由度が高いのも魅力です。
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防音パーテーションで対策する
防音室は予算オーバーだし場所もとるしムリ…という方は『防音パーテーション』で簡易防音室にするのはいかがでしょうか。
設置するスペースに応じてパーテーションの枚数を増やして接続すれば出来上がり。
大きさやデザインにもよりますが、3万〜5万円ほどで購入できます。
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まとめ|快適な和室でくつろごう
防音性能が低い”ふすま”の防音対策をご紹介しました。
和室が多い古い木造住宅では、未だにふすまは多いです。
適切にふすまの防音対策をして、快適な生活を送ってください♩
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