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防音物件を選ぶなら見逃せない!内見時に確認すべきポイントをご紹介

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コロナ禍で気軽に外出もできなくなり、おうちで過ごす時間が増えた人も多いのではないでしょうか。

そんな中、激増しているのが警察への騒音苦情。神奈川県ではコロナ前と比べると約70%も苦情件数が増えたのだとか。

在宅勤務者が増えた今、心配することもなかった日中のピアノやギターの音も「うるさい」と言われてしまう…なんてことも。

前もって自分が出す生活音が大きい音だとわかっているなら、【防音物件】を選択肢に入れてみましょう!

”失敗しない”防音物件の探し方をご紹介します。

防音性能が高い物件の特徴

おうち時間を長く快適に暮らしたいなら、入居前に防音力がどれくらいある物件なのか把握することが大事です。防音性能が高い物件の特徴をまとめました。

鉄筋コンクリート造

物件の構造で防音性が高いのは、『鉄筋コンクリート造(RC造・SRC造)』です。

soundproof-build-illustration

鉄筋コンクリート造とは、何本もの鉄の骨組みにコンクリートを流し込んでいる造りのこと。そのため壁の密度が高いので遮音性能が高いです。

コンクリートの素材は音を跳ね返す力(遮音性)があるので、木造や鉄骨造(S造)と比べると、鉄筋造ははるかに優れた防音性があります。

木造や鉄骨造(S造)の物件と比べると2〜5万ほど家賃が割高にはなりますが、安心料だと思って鉄筋造の物件を選びましょう。

壁・床の厚みがある

壁や床に厚みがあれば、上下左右の部屋へ音を伝わりにくくします。

どのくらいの厚みが必要かというと、壁は150mm以上、床は180mm以上

厚み防げるシチュエーション例
150mm以上大人の声のボリューム(約55db)
180mm以上大人が静かに歩く足音

壁や床に使われている材質工法によっても変わってくるので、物件探しの際には不動産会社に確認しましょう。

周辺環境がマッチしてる

自分と同じように騒音に気を使いたくない人が集まる環境を候補に入れるという見方もあります。

例えば音大近くだと楽器演奏可の物件が多いので、多少の騒音はお互い様精神だったりします。

騒音を出しやすい環境に住むのも手です。

逆に、静かに生活したい人は大きな道路から離れた閑静な住宅地を候補にしましょう。

二重サッシがある

二重サッシは、一般的な窓だけの場合と比べると約2倍の防音効果があります。

どのくらい変わるのかというと、家の中まで聞こえていた外の通行人のうるさい話し声が全く気にならいレベルに小さくなります。

二重サッシ窓を採用している物件は希少なので、見つけたら必ずチェックしましょう。

防音物件の探し方のコツ

防音性の高い物件選びにはどんなポイントがあるのかまとめました。

楽器可・防音の物件を探す

楽器演奏や騒音に気を使いたくないなら、最初から楽器可や防音物件を選びましょう

ただ、必ず鉄筋コンクリート造とは限らないし、電子ピアノはOKでアップライトピアノはNGなど。防音性のレベルは物件によって様々です。

でも、全く防音されていない防音物件は珍しいので、楽器可・防音物件は選択肢に入れておくといいでしょう。

大通りや駅に近すぎる物件を避ける

大型車両が通る大通り沿いや通行人が多い駅近物件は、音が集まりやすい場所になります。

つまり、どんなに防音仕様になっている物件でも完全に無音になることはまず無いです。

駅近や大通り沿いのマンションは、一見利便性が高くて便利そうですが、あきらかに賑やかそうな環境だったら選択肢から外しましょう。

分譲賃貸を探す

分譲賃貸物件はハイグレードで構造がしっかりしている物件です。

分譲賃貸は、生涯を通して住み続けることを前提に建設されているので居住性能が高く、防音性も高め。

予算は高めですが、管理会社がきちんと機能していることが多いので住人同士のトラブル発生が低いのもメリットです。

優良物件である分、人気が高いので掲載されていたら即チェックしましょう。

防音物件専用の業者を使う

防音物件を専門で扱っている賃貸サイトを使うのもおすすめです。

グランドピアノ可やドラム可といった絶対に譲れないこだわり条件から物件を探すことができます。

本格的な防音物件を探しているなら防音知識豊富な防音物件専門の業者に一度相談してみましょう。

防音物件=ペット飼育可ではないので注意!ペットを飼う場合は必ず賃貸業者に確認しましょう。

防音物件を内見する時のポイント

入居してから音のストレスを感じたのでは遅いです。嫌な気分になる前にどの程度の防音物件なのかしっかり内見しましょう。内見時の確認ポイントをご紹介します。

壁を叩いてみる

壁を軽く叩けば、どんな素材が壁に使われているか判断できます。

中身が詰まった音がするなら防音性の高いコンクリート造。

空洞に響く高い音は、木や石膏ボードなど防音性が低い壁である可能性が高いです。

スマホで音楽を流して、外から聞いてみる

どのくらい外へ音漏れするのか、実際にスマホで音楽を流して確認するのもおすすめです。

防音仕様と謳っておきながら、音漏れが気になる物件の可能性もあります。

そのような場合だと、上下左右の部屋も同じ防音レベルということになり防音性が期待できません。念には念を入れて調べさせてもらいましょう。

人通りが多い時間帯に行く

自分が家で過ごす時間帯は必ず内見にいきましょう。特に人通りが多い時間帯の内見チェックはマストです。

日中に見学に行き静かそうだと思っても、実は夜コンビニが近くて治安が悪かったというケースも・・・。

可能であれば朝・昼・夜全ての時間帯/平日・休日に内見に行くことをおすすめします。

防音は微妙だけどほかは魅力的…!そんな時は防音グッズ

「防音物件に住むほどではない」「防音物件は割高だから普通の物件に住むしか選択肢がない」という方は、防音グッズで対策するのはいかがでしょうか。

まとめ

以上、失敗しない防音物件の探し方ポイントでした。

入居前にどれだけ情報収集できるかがカギなので、時間が許す限り実際に内見して、音に悩まないおうち時間を過ごしてください♩

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NonSii編集長。3歳の男児を育てる一児の母。趣味はいつまでも美容とファッション。自分が音に敏感な方だと気付き、防音に目覚める。常に筋肉痛。

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