「家でカラオケ」の騒音問題を解決する方法 | 防音対策ガイド
自宅でカラオケがしたい!
最近「おうちカラオケ」が熱いです。
カラオケ機種のDAMやJOYSOUNDの家庭用カラオケサービスがとっても充実しているのはご存知ですか?
スマホやニンテンドーswitchなどのデバイスがあれば好きな曲で本格カラオケが家でできるのだから驚き!
エコーもきかせて採点機能もできるので、わざわざカラオケに行く必要がなくなります。
しかし、問題点があるとすれば、防音問題・・・。
カラオケボックスのような防音設備の整った部屋があるご自宅はほとんどないと思います。
楽しく歌っていても、ご近所さんから苦情が来ては気分も台無し・・・。
ということで、自宅でカラオケするための防音ポイントをご紹介します♩
家でカラオケする際の防音ポイント
「家のどこを防音対策すればいいのかわからない…」という方向けに防音箇所ポイントをまとめました。
スピーカーで流すなら部屋全体に防音対策する必要アリ
スピーカー音は、床や壁を震わせて音をいろんな方向に伝えてしまいます。これを振動音といいますが、振動音は防音必須です。
振動音を例えるならば、街中でたまに見かける爆音で音楽を聴いている車。
車の窓は閉まっているみたいなのに、ズンズンという低い音だけが聞こえてくる、あのうるさいやつです。
振動音は自分が思っている以上に、広範囲に騒音を起こす可能性があるということがわかります。
スピーカーを使うなら、部屋の窓・壁・床といった部屋全体に防音対策をしたほうがいいでしょう。
特に窓や換気扇の防音対策に注意
窓は壁に比べて厚みがないので遮音性が低いです。なんと、壁の厚さは約155mmあるのに対して、窓ガラスは3〜5mmしかありません。
つまり、窓から外に音漏れする可能性が大きいので窓防音も必ず行いましょう。
あと、見落としがちなのが換気扇。
換気扇は外の空気と部屋の空気をいれかえています。要するに、外と繋がっている箇所なので外に音が漏れやすいということ。
ドアや壁にいくら防音対策しても無駄になってしまうので、換気扇防音も念頭に入れましょう。
マイクを使うなら防音マイクを要検討
カラオケにマイクは必須アイテムですよね。マイクを持ってるだけで、カラオケをしてる感が大幅アップします。
でも、本物のマイクを自宅で使うとなると、家中に音が反響して耳が耐えられなくなるでしょう。
防音マイクなら、マイクの中に静音ウレタンが入っているので声を吸収し、外への音漏れを大幅にカットしてくれますよ。
身体を動かすタイプなら床の防音も忘れずに
わいわい踊ったりジャンプしたりするなら、床防音もしましょう。ジャンプした時の着地音は意外にドンドンと響きます。
床防音なら、防音カーペットやジョイントマットがおすすめ。
フローリングよりもクッション性が増して足音を抑える効果があります。
『家でカラオケ』おすすめ防音アイテム
家でカラオケするときに、これをしといた方がいいよ!という防音アイテムをまとめました。
防音マイク
「防音マイク」とは、マイク周りに口にフィットするカップがついている形状のもの。
カップの内側に付いている「静音ウレタン」が歌声を吸収するので、外への音漏れが軽減できる仕組み。
そのカップ部分に口につけながら歌を歌うと防音されるという使い方です。
防音マイクで家カラオケした場合、防音マイクなしで歌うのと比べると1/3〜1/2ぐらいに軽減できる感じ。
完全防音にはならないですが、音が漏れにくくなり近所迷惑防止に大いに役立つでしょう。
ただ、マイクの音質は正直よくないみたいなので、とにかく大声で練習したい人向けアイテムです。
防音パネル
壁に貼ることで壁を強化できる「防音パネル」。両面テープで貼ったりピンを打って壁に固定して使います。
ウールタイプやフェルト、石膏ボードなどさまざまな種類がありますが、おすすめなのは「遮音+吸音」の両方の効果を持つタイプ。
遮音・吸音どちらか一方のパネルタイプが多いですが、カラオケをする場合は音量があるので、2つの異なる防音効果が期待できるタイプにしましょう。
壁の一部分なら5,000円程度でできますが、全体に貼る場合3〜5万はかかるでしょう。
もしお住まいの部屋が木造や鉄骨造だと防音性が低いので、予想以上に壁から音が漏れてしまうかもなので、壁防音に力を入れましょう
防音マット・カーペット
ただ床に敷くだけで防音できるのが、「防音マットと防音カーペット」。
カラオケ防音する際に欠かせないのは、振動音を抑えること。
防音マットを敷いておくだけで、振動音や下の階への音漏れを軽減できます。
歌声は話し声よりも反響しやすいので、フローリングのままよりもマットやカーペットを必ず敷きましょう。
カラオケってつい盛り上がるとジャンプしがちになりませんか・・・?
防音カーテン
声は窓の隙間から外に漏れるので、窓からの音漏れ防止なら「防音カーテン」が効果的です。
声の周波数の範囲はだいたい男性の話し声が500Hz、女性の話し声が1000Hz、ソプラノ歌手の歌声が2000Hzと言われています。
防音カーテンは1000〜2000Hzぐらいの中高音域の周波数に効果的なので、女性のカラオケユーザーなら1/2ぐらいに抑えられるでしょう。
防音カーテンは重いものほど密度があるので防音効果が高いです。
防音テープ
「防音テープ」とは、ドアや窓枠の隙間を埋めるテープのこと。
隙間テープとも呼ばれていて、部屋の密閉性が増すので外への音漏れを軽減します。
防音テープは厚みがあるほど効果がありますが、ちょうどいいのは「ドアを閉めたときに少し締めにくい程度の厚み」。
このぐらいの厚みだときちんと部屋が密閉されているのが実感できると思います。
防音テープは500円程度で買えるので、防音アイテムの中で1番コスパ良し!
簡易防音室
手っ取り早く完全防音を目指すなら、「簡易防音室」を設置するという手もあり。
本格的な防音室を作るとなると総額100万ぐらいかかりますが、自分で組み立てるダンボール式の簡易防音室なら9〜20万円ぐらいで手に入ります。
素材はダンボールなので耐久性はそこまでありませんが、自分で隙間をマスキングテープで補強したりするとかなり本格防音室に近づけるみたいですよ!
組み立ても2人で1時間ほどでできるそうなので、すごく難しく考えることもなさそう!
まとめ
以上、自宅でカラオケする時の防音ポイントまとめでした。
音漏れしてないかにびくびくすることなく、”少しだけ前準備を頑張って”思いっきりおうちでカラオケを楽しんじゃいましょう♩