【予算0円】家具で防音する方法とは?防音効果の高い家具を紹介
「できればお金をかけずに防音対策したい」
そう思いませんか?
すでに家にある家具をうま〜く使えば、あら不思議。防音家具に早変わり!
本記事は「予算0円!家具を使って防音する方法」のご紹介です。
生活音の音量はどのくらい?
音の大きさはdB(デシベル)という数値を見るとわかります。
dBの数値が大きいほど、騒音は大きいです。
一般的な生活音の音の大きさは以下の通り。
掃除機 | 約60~76 デシベル |
ピアノ | 約80~90 デシベル |
電話のベル音 | 約64~70 デシベル |
子供のかけ足 | 約50~66 デシベル |
人の大きな話し声 | 約88~99 デシベル |
出典:環境省「生活騒音の現状と今後の課題」
人がうるさいと感じるレベルは、60デシベルからです。上記の生活音は、全て60dBを越えています。
つまり、自分の出している生活音はうるさいし、隣人の生活音がうるさいと感じるのも当然なのです。
なにも防音対策してないのは、結構ヤバイ・・・?
実際に起きた騒音トラブル例
生活音に関するご近所トラブルは珍しくありません。
- ドアの開閉にイライラして相手を殴る
- 2階に住む住人の物音にイラ立って放火(アパート)
- ピアノの音がうるさくて無言電話の嫌がらせ
ここまでの事件に発展しないまでも、騒音トラブルは誰もが加害者、被害者になる可能性があります。
そこで振り返って考えたいのが、防音効果のある家具です。
実は普段なにげなく使っている家具が、防音効果を発揮します。
なぜ家具の防音効果は高いのか?
どうして家具で防音対策できのしょうか?理由をまとめました。
サイズが大きいから
ベッド、ソファ、本棚…。
代表的な家具には、自分の体格よりも大きいものが多いです。
大きい家具だと、壁や窓を広範囲にカバーすることが可能。
音は壁を伝って聞こえるので、壁を大きめの家具で塞いでしまえば、隣から聞こえていたうるさい騒音を軽減できます。
重量があるから
遮音には「質量則」という物理法則があります。
壁の重さが2倍になるごとに、音を6dBずつ通しにくくなるという法則です。
1人で動かせないくらい重い家具は、防音効果が高いです。
高さがあるから
音には回折現象という性質があります。
音が壁に当たると直進してくる音は遮られますが、壁の上から回り込んで音を伝えようとするのです。
天井まで高さがある本棚やクローゼットは、その回折する音を防ぎやすい効果があります。
大きくて重くて高さがある家具は「パーフェクト防音家具」ということですね!
防音効果の高い家具5選
生活音を軽減する家具をまとめました。
自宅にある家具を工夫すれば、防音対策をとることができます。
本棚
隣室側の壁に『本棚』を配置してください。本棚がもう1枚の壁となり、音を通しにくくなります。
本棚の防音効果を上げたいなら、奥行き30cmある本棚がおすすめ。
奥行きのある本棚なら、棚の中に書籍や書類ファイルを隙間なく置けるので、より吸音効果を高められます。
自分の声が隣に漏れにくくなって、プライバシー環境を強化できる!
クローゼット
洋服を入れた『クローゼット』も本棚と同じく防音効果が期待できます。
クローゼットの高さは一般的に180~230cm、奥行き45cm以上の家具が多いため、吸音効果の高いクッション代わりに利用できます。
クローゼットと本棚を設置すれば、壁の3分の2程度を防音することが可能。壁一面に防音材を貼るより手っ取り早く壁防音完了です。
マットレス
布団の下やベッドに敷く『マットレス』。
マットレスの材質はウレタンフォーム。ウレタンフォームって録音スタジオや音楽スタジオの防音工事に使われるくらい効果の高い吸音材なんです。
しかもマットレスのウレタンフォームは寝心地を考えて作られているので高密度。ベッドを置いておくだけで自然とテレビの反響音を抑えてくれます。
少し大変にはなりますが、マットレスを立てかけて防音する方法を2つご紹介。
- 隣がうるさければ隣室側の壁に立てかける
- 外からの騒音が気になるなら窓側にマットレスを立てかける
立てかけ防音することで壁や窓から伝わる音をブロックします。
マットレスは2〜3週間に1回は壁に立てかけて湿気対策したほうがいいんだそう。湿気対策を兼ねて立てかけ防音もおすすめです!
ソファ
マットレス同様、『ソファ』も音を吸音できます。
特に布の吸音性は高いので、布製のソファだと尚いいでしょう。
ソファ設置の際は、壁から数センチあけて配置すると、壁とソファの間に空気層ができるので防音効果が高まります。
ソファは壁側!防音効果を狙うならリビング中央ではなく、壁側に移動させましょう。
カーペット
カーペットは、歩いたり跳ねたりする音を吸音します。
毛足の長いカーペットであれば、より床への衝撃音を遮断する効果が期待できます。
もし特別なカーペットがないなら、タオルを敷くだけでもOK。1枚あるのとないのでは音の響き方が変わります。
防音対策したい!でも家具の移動ができない場合は?
家具の移動が難しければ、他にも防音対策はできます。
- スリッパを履く
- 窓を閉める
- イスの足にキャップをつける
それでも満足できる効果が得られなければ、格安でできる防音対策があります。
まとめ|家具で防音できれば実質0円!浮いたお金で焼肉へ
自宅にある家具で防音する方法をご紹介しました。
わざわざ防音材を買って壁に貼る場合、10,000円はかかるでしょう。
すでにあった家具なら、タダで防音完成です。
これは得しましたね!ストレス発散も兼ねて使わなかったお金で焼肉にでも行っちゃいましょ〜!
▽あわせて読みたい