ガラス窓の防音対策術|素人でもできる簡単DIY方法
家の中で最も音が入りやすい『窓』
車の走る音、外にいる誰かの話し声、風の音…。
どれも”窓”から部屋に入ってくる音です。
なぜ窓が原因かというと、実は壁の厚みが155mm近くあるのに対して、窓ガラスはたったの3〜5mmしかないのです…。
もし外からの騒音に悩んでいるなら、まず「窓」対策を最優先にすべき。
アマゾンで1,000円ぐらいで買える聴診器を使って騒音先を見つけるのが1番の近道らしいです。窓から音が漏れているのがよーくわかるかも・・・。
ガラス単体の防音対策は難しい
「窓ガラスが薄いのなら、厚めのガラスに交換すれば防音できるのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、そう単純ではありません。
どれだけガラス単体に厚みを持たせても、窓サッシに隙間があると、結局その”隙間”から音が入ってきます。
ちなみに窓サッシは通常だと軽量なアルミで出来ており、サッシのレースの隙間、サッシやサッシ枠の隙間、サッシの合わせ目などから音は入り放題、漏れ放題…。
つまり、窓の防音を考えるには窓ガラスの他に窓サッシの対策もしないと防音効果が薄いということになります。
窓ガラスの防音対策ポイント
具体的に窓ガラス防音って何したらいいの…?という方向けに防音対策ポイントをまとめました。
ガラスとサッシの”隙間”
窓をしっかり閉めたのに「ピッタリ閉まらない」「ガタつきがある」などの症状がある場合、窓ガラスとサッシに隙間がある可能性があります。
隙間があると、風はもちろん音も侵入してくる原因に。必ずその隙間を埋めて防音対策しましょう。
隙間を埋めるアイテムだと隙間テープ。
サッシ枠にあるゴムやコーキングなどの部品が消耗している場合は、ホームセンターなどで部品を購入できるので修復しましょう。
ガラス本体
ガラスとサッシの隙間に問題ないなら、ガラスを「防音合わせガラス」にするという手もあります。
防音合わせガラスとは、2枚のガラスで防音シートを挟み込んでいる構造のガラスのこと。
低音域から高音域の全音域に高い防音性能があるのが特徴です。
最近の新築住宅では複層ガラスを採用しているケースが多いです。
が、実は複層ガラスは音を通しやすい構造なので、ガラス自体の防音性能はとても低いんです。
防音サッシと組み合わせることで最大限に効果が発揮するのでぜひ検討してみましょう。
カーテン
今お部屋で使っているカーテンはどんなカーテンでしょうか?
外の日差しが入るようにと薄い生地のカーテンを使用してる場合、外の騒音をカーテンでブロック出来ずにうるさい音を部屋に通してしまっているかも。
音を通しにくい構造の防音カーテンというものがあるので、それに変えてみるという対策もあります。
素人でもできる窓ガラス防音対策
誰でも簡単にできる窓ガラス防音をご紹介します!
防音カーテン
引用:楽天市場
『防音カーテン』とは、カーテン生地を何層にも重ねて厚みを作っているカーテンのこと。
やわらかい布の一般的なカーテンに比べると少しゴワゴワしている紙のような質感で、固さがある分高い遮音効果が期待できます。
低音域である男性の声には効果が薄いものの、中〜高音域である赤ちゃんや女性の声、鳥・セミの鳴き声などの音の軽減効果が期待できます。
防音すきまテープ
引用:楽天市場
『すきまテープ』とは隙間をふさいで隙間風をガードするテープのこと。隙間風を通さなくすることで、結果的に音漏れを軽減することができるアイテム。
窓サッシと窓枠の間にテープを貼り付けていくだけなので、誰でも簡単にできますよ!
分厚めのテープの場合、閉めにくくなる場合があるので注意が必要。
ですが、より密閉されるものの方が防音されるのでご自宅の窓に最適なテープを見つけてみましょう。
吸音ボード
『吸音ボード』とは文字通り音を吸収する性質を持った壁紙のこと。
窓枠に立てかけたり、その付近の壁に貼って使います。
外の騒音だけでなく、自分たちが出すテレビ音などの生活音の吸音効果もあるので、音漏れ効果もあります。
音を跳ね返す遮音シートと併用すると、防音効果が高まるアイテムです
防音シート
引用:楽天市場
窓用の透明の『防音シート』もあります。音を跳ね返して、外の音を遮断します。
一般的な遮音シートは真っ黒なので貼ると部屋が暗くなってしまいますが、透明タイプなので外の光も取り入れられます。
少し価格が高めですが、UVカット効果もあるので紫外線防止したい人におすすめです!
本気で防音したいなら『二重サッシ』がおすすめ
完全に外からの音漏れをシャットアウトしたいなら『二重サッシ』しましょう。
リフォーム工事が必要になりますが、その分防音効果は絶大!
わが家は二重サッシにしましたが、よく聞こえていた外からの人の話し声が全く聞こえなくなりました。
騒音対策だけでなく、断熱性能も向上するので冷暖房費の節約効果も実感中です。